生徒の夢を全力で応援する

山手学院中学校  2025

卒業生の半数以上が現役で難関大学へ進学する山手学院中学校・高等学校。
世界を舞台に、世界に信頼される人材を育てています。

将来自分はなにをしたいのか
目標を明確にした大学選択

 共学の進学校として、首都圏ではトップクラスの難関大学合格実績を誇る山手学院中学校・高等学校(以下、山手学院)。2024年度大学入試では、昨年度より20名ほど卒業生が少ないなか、国公立大学の合格者は120名から122名に増加。早慶上理は262名、MARCHに604名が合格するなど、難関大学の合格実績は堅調に推移しています。

 今年度の大学入試の特徴を入試対策部長の渡辺大輝先生にうかがうと「昨年度の卒業生が現コース制に移行した最初の年の生徒です。高2まで数学を必修にしましたので、国公立大学の合格者の割合が増えたのはその効果があったのだと思います。難関私立大学でも数学を入試に課す大学が増えていますので、今後ますますその効果が表れてくるのではないかと期待しています。

 また、今年度も総合型選抜を受験する生徒が目立ちました。とくに地方の国立大学を総合型選抜で受験する生徒が複数いるなど、探究学習やGlobal Leader Program(GLP)などを通して、大学でなにを学びたいのかを明確にして、大学を選んでいるようです」と話されます。
国公立大学、早慶上理、そしてMARCHレベルの大学に卒業生の半数以上が進学している山手学院。他大学も含め現役で進学する生徒が多いのも特徴です。

さらにパワーアップした
Global Leader Program

昨年のシンガポールイマ-ジョンプログラムには中3・高1合わせて42名の 生徒が参加。シンガポール国立大学の学生とともに充実した1週間を過ごした。
昨年のシンガポールイマ-ジョンプログラムには中3・高1合わせて42名の 生徒が参加。シンガポール国立大学の学生とともに充実した1週間を過ごした。

 中3と高1を対象としたGLPも、今年で5年目を迎え、昨年以上にパワーアップして開催されています。GLP土曜講座は、昨年度と同じ講座に加え、前期に「みんなのリーダーシップ講座」を、また、昨年大変人気を集めた「Web プログラミング講座」は前期と後期にそれぞれ異なる内容で実施しています。

国内・学外ツアーは、昨年の2ツアーに加え、大分県にある立命館アジア太平洋大学(APU)を拠点に「起業家精神の育成」をテーマに掲げ、留学生と一緒にフィールドワークを行う「APU 次代を拓く人材育成キャンプ」を新たに設けます。山手学院以外にも3校がこのツアーに参加する予定で、互いに刺激しあいながら1週間のプログラムをともに過ごします。APUでの活動以外にも、ユネスコから食文化創造都市に認定されている大分県臼杵市での活動があり「シビックプライド(まちに対する市民の誇り)」をテーマにローカルな視点で課題を発見し、その解決方法を留学生や他校の生徒たちと一緒に考えます。

 また、海外・学外ツアーも人気で、昨年実施したシンガポールイマ―ジョンプログラムに加え、今年度は同じ内容で台湾でも実施する予定です。4月の時点でいずれのプログラムも20名ほどの応募者があり、最終的には30名ほどの参加者になるのではないかと渡辺先生は話されます。
 なお、GLP以外にも、中3・秋にオーストラリア研修(修学旅行)、1月から約3か月間のニュージーランドターム留学、高2の北米研修プログラムなどがあり、充実したグローバル教育が山手学院の魅力になっています。

 「本校では中3から高1の2年間に選抜クラスを設けています。このクラスの生徒は、全員がいずれかのGLPに参加して自己啓発に努めています。また、選抜クラス以外の中3・高1も多くの生徒がGLPを受講していますので、勉強のためだけでなく、将来の自分の生き方を見つけるいい機会になっています」と渡辺先生は話されます。

2月2日午後に特待選抜Ⅱを新設!

 2025年度入試は、2月6日午前に実施していた後期日程を廃止し、2月2日午後に特待選抜Ⅱを新設します。また、2月1日午後の特待選抜Ⅰの募集定員を60名から40名に、2月3日午前のB日程の定員を40名から60名に変更します。

 さらに、特待選抜Ⅰでは、合格者の上位40名を特待生合格とし、同様に特待選抜Ⅱでは、合格者の上位20名を特待生合格とします。なお、全4回の入試を2回以上同時出願する場合に適用される受験料の割引制度などは今年度と同様に実施されます。

 「今年度から、中学の『総合的な学習の時間』や高校の『総合的な探究の時間』を本校独自の探究学習として体系立てて創り上げていく『カリキュラムセンター』という部署が新たに設置されました。昨今の大学入試制度の変化に対応するのもそうですが、人生を自分の力で切り拓いていくために、いま以上に主体的な学びを進めることができるようになることが目的です。『世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間』を育成するという本校の教育目標を実現するために、探究学習、GLP、そして国際交流をさらに効果的に推進していきます」(渡辺先生)

 男女ともに人気の共学の進学校として、ますます存在感を高める山手学院。おおらかな学校風土のなかにも、心地よい緊張感の漂う学校です。

※2024年「サクセス12」7.8月号より転載

2024年度学校説明会日程

School Information

所在地:
神奈川県横浜市栄区上郷町460
アクセス:
JR京浜東北・根岸線「港南台駅」徒歩12分
TEL:
045-891-2111