八千代松陰中学校

　千葉県内で有数の進学校として知られる八千代松陰中学・高等学校（以下、八千代松陰）。１９９１年に、大学進学だけにとどまらず、豊かな国際感覚を持ち、グローバルに活躍できる人材の育成を目標に、高校にＩＧＳコースを設置。以来、30年以上の長きにわたり優秀な卒業生を数多く輩出し続けており、いまでは八千代松陰を象徴するコースとして多くの受験生に認知されています。
　
　そのＩＧＳコースが、満を持して、２０２４年度より中学にも設置されることになり、八千代松陰の新たな中高一貫教育の柱として注目が集まっています。
　
　「中学ＩＧＳコースの教育コンセプトは高校ＩＧＳコースと同様です。『確かな学力』『キャリアデザイン』『グローバル感覚』の３つをキーワードに、これまで培ってきた30年以上のノウハウを中学から存分に発揮していきたいと考えています。高校ＩＧＳコースで生徒の確かな手応えを感じていますので、中高６カ年でより深くプログラムを展開した先には、どんな素晴らしい未来が待っているのだろうかと思うと、いまから大変ワクワクしています」と内堀誠ＩＧＳ主任は話します。
　
　中学ＩＧＳコースのキャッチフレーズは「夢のチカラと創造力」です。幼い頃の夢が、周りの人々の助けにより育まれ、数々の経験を経て大きな「チカラ」となり、その「チカラ」から生まれる創造力が人間を成長させ深化させる。そんなコースになるようにと、高校ＩＧＳコースの生徒たちと一緒にこのキャッチフレーズを考えたそうです。

　八千代松陰には、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ベトナム、韓国の５カ国に姉妹校・提携校があり、毎年、効果的な海外研修を実施しています。なかでも高校ＩＧＳコースで人気の高い海外研修ＴＭＰ（トレイル・メーカーズ・プログラム）を中学ＩＧＳコースでも早い段階から実施し、中高ＩＧＳコースの連携を強め、国際感覚豊かな次世代リーダーの育成をめざします。
　
　「授業は、ハイレベルなオリジナル教材を使用し、先取りをしながら進めますが、我々教員とチューターでしっかりとサポートしていきます。文系・理系にあまりこだわらず、リベラルアーツ的な学びを実践し、生徒の知的向上心が醸成されるような仕掛けも考えていきます。また、キャリアの部分でも高校ＩＧＳコースの先輩たちや卒業生などの話を聞けるような機会も増やしていきます」と金子智之副校長は話します。
　
　中学ＩＧＳコースは、６年間クラス替えをせずに進みますが、高校ＩＧＳコースの生徒たちが「チューター」として勉強や行事などに積極的に関わることで、学年の枠を超えて「ＩＧＳコース生」としての絆を深めていきます。

　高校ＩＧＳコースには、高校から入学する生徒で構成されたＩＧＳクラス（２クラス）と付属中学から進学した生徒のみで構成されたＩＧＳクラス（１クラス）があります。
　
　２０２３年度大学入試では、付属中学から進んだＩＧＳクラスの卒業生35名のうち、14名が国公立大学、14名が早慶上理、50名がＧＭＡＲＣＨに合格するという素晴らしい結果を残しており、来年度からスタートする中学ＩＧＳコースの６年後はこれ以上の結果が期待されます。
　
　「本校は『生徒１人ひとりの持ち味を生かす教育』を大切にしています。いまは自分の持ち味に気づいていない人もいるかもしれませんが、本校の６年間できっと気づくことができるはずです。そのための仕掛けもたくさん用意していますので、ぜひ一度、本校に足を運んでいただき、充実した教育環境を体験してください」（金子智之副校長）
　
　中学ＩＧＳコースは、12月１日の特待推薦入試10名、１月20日の一般入試20名の募集で入試を実施します。特待推薦入試に合格した特待生全員が、６年間授業料が免除になるなど、中学ＩＧＳコースを意欲的に推進する八千代松陰。国内難関大学だけでなく、海外大学への選択肢も大きく広がっていきます。

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