千葉市春季大会団体優勝 卓球にかける青春!
昭和学院秀英中学校 2025
昭和学院秀英中学校(以下、昭和秀英)は、千葉県内で難関大学への高い進学率を誇る中高一貫校です。
学力向上だけでなく、部活動を通じてチームワーク、技術の鍛錬などの人間力を高める教育を行っています。
今回は、千葉市の春季大会で団体優勝を成し遂げた中学校卓球部の3年生にお話を聞きました。
優勝メンバー全員が卓球初心者でスタート
昭和秀英卓球部は、4月に行われた「令和6年度千葉市春季大会卓球競技の部中央大会」の団体戦(男子)にて見事優勝を果たしました。優勝メンバー6人、サポートメンバー2人の計8人が現3年生で、入部以前に卓球を習っていた生徒はおらず、全員がほぼ初心者でした。
Q 数ある部活動のなかで卓球部を選んだのはなぜですか。
【香取良佑さん】部活動ポスターを見て入部を決めました。小学校時代はなにかに熱中した経験がなかったのですが、卓球は練習をすればするほど上達するのでとても楽しいです。
Q 卓球部はどんな雰囲気ですか。
【主将:石田泰己さん】上下関係は厳しくなく、和気あいあいとしています。ただし、技術面に関しては、同級生や後輩が変なミスをしているなと思ったときはちゃんと伝えます。
Q 団体戦でダブルスを組むときはどんなことに気を配っていますか。
【石田さん】基本的にぼくと狩浦くんの2人でダブルスを組んでいます。試合では、2人がともに調子がいいときがあまりないので、互いにフォローしあっています。ぼくは毎回、前半に調子がよくて、準決勝くらいになると狩浦くんが実力を発揮してくれています。
【狩浦裕大さん】ダブルスをどういうペアにするかは外部コーチが決めます。メンバーそれぞれの相性をみて、今大会は石田くんとぼくが組むことになりました。ぼくらはサーブの回転量やプレースタイルがわりと似ているので、体が接触することも少なくて、相性がいいんだと思います。
Q シングルスは、出場する番手によって気持ちの変化はありますか。
【小山力輝さん】ぼくは2番手か4番手です。団体戦なので1、2番手が勝っているときの4番手は少し心に余裕があります。でも、2番手は落とすとあとに響くので絶対に負けられない感じです。ただ、集中力をいきなり高いところに持っていくのはとても難しいので、ぼくは4番手の方が好きですね。
【渡邉創太さん】4、5番手で出るのでメンタルが鍛えられます。この前の大会では2-2で出番が回ってきて、ぼくの試合で勝負が決まるという、最後の最後で勝てたので、とても嬉しかったです。
【副将:片野友裕さん】いつも1番手です。本番が始まる前の対戦相手との練習タイムを長めに取って、試合感覚をつかむようにして気持ちを落ち着かせています。
【田中怜さん】たいてい5番手です。戦況によっては出番がないこともありますが、出場機会が少ないわりに、出るときは絶対に勝たなくてはならないのでしんどさもあります。
Q サポートメンバーの役目について教えてください。
【明用悠矢さん】試合会場にいっしょに行って、応援と審判をするのがおもな役目です。各校とも自分の学校の試合の主審や副審をやっています。
Q 次の大会へ向けての目標と、後輩たちに伝えたいことはありますか。
【石田さん】卓球部としては総体で県大会に進みたいです。後輩たちには、基礎体力をつけて基礎技術の最低限のところはできるようになってほしいと思っています。
時間を上手に使って勉強と部活動を両立
Q 勉強と部活動の両立はどのようにしていますか。
【渡邉さん】授業で得るものが大きいので、授業に集中して、毎日の課題をこなしています。
【香取さん】こまめに休憩を取りながら集中して勉強しています。長時間勉強するより効率がよかったです。
【片野さん】通学に往復2時間強かかるので、電車に乗っている時間を有効に活用しています。
Q 入学後に感じた昭和秀英の魅力を教えてください。
【小山さん】人間的に魅力的で面白い先生がたくさんいるところです。刺激的で工夫された授業が多くて、受けていてとてもワクワクします。
【田中さん】文化祭などのイベントも盛り上がりますが、毎日学校で友達と過ごすのがすごく楽しいです!
Q 受験生へ向けてのメッセージをお願いします。
【片野さん】昭和秀英には、募集人数の少ない第2回入試しかないという状態から合格できました。最後まで諦めないでほしいです!
【明用さん】勉強から逃げ出したくなることもあったけど、ここで諦めたらこれまでの努力がもったいないと思って踏ん張りました。みんなにもなんとか頑張ってほしい!
【狩浦さん】夏休みは一番学力が伸びる時期だと思います。受験勉強は後々の貯金になるので、いまは辛抱強く頑張ってほしいです。
ぼくらのリアルボイス
Q 将来の夢
【香取さん】パソコンが好きなので、その技術を使って起業したいです。
【小山さん】お金持ちになりたいです。
【渡邉さん】まだ決まっていないです。
【石田さん】先のことは決まっていないけど、大学は理系に進むつもりです。
【片野さん】夢ではないけど、卓球は続けたい。大人になっても。
【狩浦さん】本を読むのが好きなので、本にかかわる仕事に就けたらと思います。
【田中さん】夢は決まっていない。いまはもっと卓球を頑張りたい。
【明用さん】社長になって人の上に立って、指示を出す人になりたい。
部活動を通して
強い精神力を身につける
卓球部顧問 須藤修平先生
このメンバーは卓球が本当に好きで、部活動のなかでも自分がなにをすべきかというのをそれぞれわかっていて、自分の課題を自分で見つけながら練習しています。下級生の指導についても3年生が色々考えて伝えてくれています。まさに、伝統を作っていけるメンバーなので、厚い信頼を寄せています。今回の大会でも接戦になる試合が多かったのですが、最後は勝ちきるんです。マッチポイントを取られてから逆転したこともありました。そういう厳しい局面を乗り越えられる精神力を、部活動を通じて体得し、成長してきたんだと感じています。
※2024年「サクセス12」9・10月号掲載の記事広告を転載
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