実践的な授業で培う「思考力」 次世代を担うチャレンジ精神を育成

昭和学院秀英中学校

ハイレベルな授業と確かな進学実績を誇る昭和学院秀英中学校。通常の教科授業と平行し
注力しているのが、思考力を伸ばす教科横断型の「探究授業」です。今回は中学1年生を
対象に実施した、ケニアのいまをめぐる特別プログラムについてお話を伺いました。

探究授業「オンラインスラムツアー」の様子

ケニアのいまを知る グローバルを感じる「探究授業」

 昭和学院秀英中学校(以下、昭和秀英)は、千葉県内でも有数の難関大学進学率を誇る私立中学校です。中高一貫校ならではの質の高い教育を実践し、生徒全員が特進クラスと同等のハイレベルな授業を受けられる環境にあります。将来の大学受験を見据えた教科授業と並行して、もう1つ重点を置いているのが「探究授業」です。通常の授業で得た知識をテーマに紐づけ、生徒1人ひとりが探究・実践することで、論理的思考力の向上を図っています。2021年の冬から翌年春にかけて、中学1年(現2年)を対象に「オンラインスラムツアー」というプログラムを実施。オンラインを活用し、ケニアにおけるスラムの現状を知る特別授業を開講しました。

 「普通なら知ることのできないケニアでの暮らしや課題に触れるよい機会だと感じ、この取り組みを新しく実践しました」と、お話くださったのは中学2年学年主任の伊藤正人先生です。ケニアの現状へ段階的に迫る「オンラインスラムツアー」では、第1回にケニア・ナイロビにおけるNPO法人チャイルドドクター・ジャパンの活動を知るビデオを視聴し、第2回では現地で活躍される日本人とオンラインで、質疑応答を行いました。第3回は「ツアー交流」と称し、現地で生活する同年代の子どもたちとコミュニケーションをとり、カメラ越しにスラムを散策。そして最終回には、これまでに学んだことを活かし、自分自身がどのように貢献できるかを探究するワークショップを行いました。この特別授業の終了後、生徒たちに変化がみられたと伊藤先生は話します。

 「第3回のツアー交流のあと、生徒たちに感想を書いてもらいました。『自分たちの生活がどれだけ恵まれているのか』ということを痛感した生徒が多く、授業の前とあとでは意識が変わったように感じます。一方、苦境のなかでも希望を持って笑顔を絶やさない現地の方々の姿から、勇気をもらったという生徒もいました。大きな課題を前にしたときに、ただ匙(さじ)を投げるのではなく、解決への糸口を探す姿勢の大切さを改めて感じられたと思います」(伊藤先生)

 この授業を受けた中学2年の小池志歩さんは、「大きな発見があった」と話します。
 
 「ケニアはいままで、本や写真のなかでしか見たことのない世界でした。今回このようにリアルタイムで現地の人と話してみて、同じ空の下、同じ地球で生きているんだな、と実感しました」(小池さん)

 もともと数学や社会に興味があったという小池さんは、特別講義を通じて、より学習への興味が深まったといいます。

 「これまではなんとなく海外の人々と話してみたいと思っていましたが、この授業でスワヒリ語など、英語以外の言語にも興味が湧きました」

 科目を横断しながら興味の幅を広げる探究授業は、これからの世界を担う昭和秀英生の知的好奇心をより刺激させます。

オンラインでスラムを散策

質の高い一貫教育でトップレベルの進学率を

 昭和秀英は「より高い目標に向けて、1人ひとりの夢を叶えること」を理念に掲げ、質の高い一貫教育に取り組んでいます。

 「中学受験を経て入学する生徒のなかには、そもそも勉強する意味がわからないという生徒も多くいます。初めのうちは教員が丁寧に寄り添い、そして徐々に自主的に勉強に向かえるように育てていきます。そのなかで、モチベーションを維持するための探究授業があったり、習った知識をアウトプットする機会があったりと、生徒自身が『学ぶことは面白い』と思えるような授業を実践しています」と伊藤先生。中学1~2年では基礎学力の育成に力を注ぎ、中学3年~高校1年にかけては応用力と実力の育成、高校2~3年で進路に合わせた学習を進め、受験を見据えた演習形式の授業を展開しています。国公立大学や難関私立大学への現役合格者数も多く、県内でもトップレベルを走り続けています。

のびのびとした環境で文武両道を実践

 充実した環境で、勉強以外にも行事や部活動など、充実した学生生活を送れるのも昭和秀英の特色です。数多くある中高一貫校のなかから昭和秀英への入学を決めたきっかけを、設備面の充実と小池さんは話します。

 「都市型の学校はビルのような校舎が多いのですが昭和秀英は建物も大きく、広々とした校庭があるのも魅力的でした」(小池さん)

 さらに入学をして驚いたのが、先輩と後輩の仲の良さでした。現在、水泳部に所属している小池さんは、小学校のころとは異なる人間関係を教えてくれました。

 「小学生のころは同級生とのつながりがほとんどだったのですが、いまは高校の先輩ともとても仲が良く、みんなと親しくできて嬉しいです」(小池さん)

 勉強にも部活動にも真剣に取り組める昭和秀英。新しい自分に挑戦できる環境がしっかり整っている学校です。

※2022年「サクセス12」9・10月号掲載の記事広告を転載

学校説明会情報はこちらから!

School Information

所在地:
千葉県千葉市美浜区若葉1-2
アクセス:
JR 京葉線「海浜幕張駅」徒歩10 分
JR 総武線「幕張駅」・京成千葉線「京成幕張 駅」徒歩15 分
TEL:
043-272-2481