『他者のために生きる』

清泉女学院中学校 Vol.1

スペインのカトリック・聖心侍女修道会を母体として開校された清泉女学院中学校高等学校(以下、清泉女学院)。
キリストの教えに基づき、それぞれが持っているタレントを開花させる教育を実践しています。
今回は、そのなかでも特色ある2つの清泉スペシャル・プログラムをご紹介します。

ライフ オリエンテーション プログラム

 清泉スペシャルプログラムは、「ライフオリエンテーション」「倫理の授業」「福祉プログラム」などで構成された、清泉女学院独自の6年一貫倫理教育です。

 「ライフオリエンテーション」は、こころの教育プログラムです。宿泊をともなった校外学習で他者を受け入れる体験を積み重ね、自分への信頼や自信を確立していきます。

 「倫理の授業」は、中1から高3まで毎週1時間行われていて、キリスト教も含めたさまざまな宗教を学ぶことで広い価値観を身につけていきます。また、「中高生AI 倫理会議」を清泉女学院の生徒が立ち上げ、どのようにAI と共存していくかを、他校も招いて議論を行っています。そこで議論された内容は「AI 倫理憲章」として内閣府に提出しています。

 「福祉プログラム」は、清泉女学院の開校の地でもある横須賀の特別養護老人ホームでボランティア活動を行う伝統的な取り組みです。近年はベトナムの修道会が援助している現地小学校へボランティア体験にでかけるなど、国際協調も進んでいます。

中3は『平和に種をまく人に』をテーマに、広島で2泊3日のプログラムを行います
中3は『平和に種をまく人に』をテーマに、広島で2泊3日のプログラムを行います

中学3年生は、

『平和の種をまく人に』をテーマに、

広島で2泊3日の

ライフオリエンテーションプログラム

を行います

三浦半島最南端の城ヶ島で海蝕洞穴『馬の背洞門』を見学。自然の悠久な営みを直に感じます
三浦半島最南端の城ヶ島で海蝕洞穴『馬の背洞門』を見学。自然の悠久な営みを直に感じます

三浦半島最南端の城ヶ島で

海触洞穴『馬の背洞門』を

見学し、

自然の悠久な営みを

直に感じます

サイエンス・ICTプログラム

 清泉女学院は戦国大名・北条早雲が築いた玉縄城跡にあり、7万㎡といいう広大な敷地と自然をいかした理科の野外学習が特徴です。

 中1は、校内に咲くサクラの観察やタンポポの調査など、自然から多くを学びます。そして中2は箱根、中3は真鶴、高1は三浦へ野外学習にでかけ、神奈川の自然にどっぷりつかる1日を体験します。

 また、清泉女学院は20年以上前からコンピューター教育を行っている先進校で、2018年には日本教育工学協会から、神奈川県で2校目の「学校情報化優良校」に認定されるなど、本格的なICT 教育が行われています。 

 新型コロナウイルスの影響による休校期間中も3月から準備をはじめ、4月には双方向オンライン授業を始めるなど、これまでの取り組みが最大限にいかされています。

 生徒の進学先も多岐に渡り、京都大、東京芸術大、国際教養大、清泉女子大、医歯薬系大など、それぞれのタレントを開花し、社会に貢献するための学びを続けています。

※2020年「合格アプローチ 中学受験合格ガイド」掲載の記事広告より転載。

School Information

所在地:
神奈川県鎌倉市城廻200
アクセス:
JR線・湘南モノレール「大船駅」バス5分
TEL:
0467-46-3171