成蹊「0 to1(ゼロトゥワン)」ついに海外へ!
成蹊高等学校 2026
「本物に触れる学び」を通して幅広い教養を身につけるリベラルアーツを重視する成蹊高等学校。
「0to1」を合言葉に探究学習にも力を入れており、今年度、タイ・バンコクでの新たなプログラムがスタートします。
自分たちで創り上げる「探究×学習旅行」
成蹊高等学校(以下、成蹊)では、高1の探究学習において生徒たちから提案されたコースを中心に高2の学習旅行を行っています。昨年は、全88コースのなかから大阪、岐阜、香川、山口、釧路の5コースで実施されました。
仙田直人校長は、第1位に選ばれた山口学習旅行に同行。このコースは、「ゲーム『桃太郎電鉄』に登場する物件から山口を巡る」をテーマに提案されたコースのため、東京から新山口までは列車での移動です。2泊3日で山口市と萩市を中心にめぐる行程で、訪れる場所は名所もありますが、多くはゲームに登場する物件から選ばれ、学習面にも力を入れています。
山口市は、小京都と呼ばれる風情のある街並みが魅力的な都市で、ニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」で世界各地の旅行先で、日本から唯一選ばれた都市でもあります。生徒たちは京都とゆかりの深い大内人形の絵付け体験を行い、近代詩人として名高い中原中也記念館ではスタンプラリーに参加するなど充実した時間を過ごしました。
萩市では、2015年に世界遺産に登録された明治日本の産業革命遺産の1つでもある松下村塾を訪れて幕末の日本を感じ、萩焼の体験では、それぞれが創意工夫を凝らした作品を制作したそうです。
「今回、学習旅行先に萩の松下村塾が提案されたことは大変うれしかったです。実は、本校の卒業生でもある安倍晋三氏(第96代内閣総理大臣)は、成蹊学園広報誌のインタビューで、成蹊学園と松下村塾との関係性について語っています。成蹊での学びを強く勧めた祖父が、長州出身で吉田松陰を尊敬しており、松下村塾と同様の私塾的精神を持つ成蹊学園に共鳴していました。そして、個性的で創造力豊かな人材を育成する『人間教育』にも力を注ぐ成蹊の教育方針に好感を持っていたとも語っています。今回、その松下村塾がある萩を生徒たちと一緒に訪れることができたことは大変意義深いことだと思っています」と仙田校長。事前学習では、戦国大名として活躍した大内氏と山口市の関係について、また、吉田松陰が設立した松下村塾について調べるなど「探究×学習旅行」がしっかりと生徒に定着してきています。
今年度、スタートアップキャンプはタイ・バンコクで開催!
昨年度、3回目を迎えた長崎県・五島列島福江島でのスタートアップキャンプ。参加した生徒たちは、事前に調べた課題解決に向けて、精力的にフィールドワークを行いました。研修の最後に行われるプレゼンテーションの場には、市役所の方々も来場するなど、生徒たちの提案に五島の方々が大きな期待を寄せていることが分かります。
今回、その提案のひとつとして「NAバンク」というビジネスアイディアが発表されました。これは、特産品の椿を栽培するための土地不足の解消と空き家問題の解消を同時に解決するというもので、後日開催された「第23回全国高等学校ビジネスアイディア甲子園」(大阪商業大学主催)において準グランプリを受賞しました(応募数6,305件)。詳細は学校HPに掲載されています。
そのスタートアップキャンプが、今年度は日本を飛び出し、タイ・バンコクで実施されます。自分たちが考えた課題について現地では、タイで生活している人やタイとの仕事に携わっている人たちからヒアリングするなど課題解決に向けたフィールドワークとディスカッションを行い、その解決方法や新しいビジネスの提案を行う予定です。
「五島で3年間やってきたことを今度はタイでやります。卒業生組織であるタイ成蹊会、タイ日本人会や海外でスタートアップしている企業などにもご協力いただき、色々な方々を巻き込んで実施しようと考えています。日本語学科があるアサンプション高校の生徒とも交流する予定です。スタートアップキャンプでは、課題解決がうまくいかないこともあります。しかし、失敗なくしてスタートアップは成功しないと思います。また、フィールドワークには教員が同行するなど、安全面にも配慮しながら実施したいと思います」(仙田校長)
現在は、事前研修を行っており、日常会話ができるくらいのタイ語研修やタイに在住経験のある方からレクチャーを受けるなど、現地フィールドワークに向けた準備が進められています。
「これからの時代、個人で進む力も必要ですが、周りを巻き込む力も大切になってきます。1人では無理でも仲間を巻き込み『協働』することでグローバルな問題にも立ち向かえる、ということを体験してもらうため、海外でのスタートアップキャンプを始めます」(仙田校長)
「0to1」の発想をつねに持ち、21世紀をたくましく生き抜くための力を育成する成蹊。今後の動向が注目されている学校です。
※2025年「サクセス15」8月号掲載の記事広告を転載
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School Information
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- 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-10-13
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