成城中学校

　男子校として、１３７年の歴史を持つ成城中学校（以下、成城）。学校行事や部活動を通して、リーダーシップを養うという伝統があり、自ら考え行動できる人間力の高いリーダーを育成しています。
　
　また成城は、グローバル教育の一環として「エンパワーメント・プログラム」を全国に先駆けていち早く取り入れた学校です。カリフォルニア大学など、世界のトップ校の学生を招き、毎年、実施しています。

　「今年も８月に、中３から高２を対象に行います。学年は関係なく、英語レベルに合わせて３グループに分かれ、リーダー（海外の学生）を中心にディスカッションやプレゼンテーションを繰り返し行います。生徒たちにはこのプログラムに参加することで、自ら課題を発見し解決策を考え、協働しながら自分の意見を論理的に表明する力を身につけてもらいたいと考えています。このあと多くの生徒が海外研修にも参加します。多様な文化や価値観を持つ海外の学生たちと直接コミュニケーションをとることで、自分を表現する力を養い、自己を確立してほしいと思います」と岩本正校長先生は話します。

　新カリキュラムとして「数学統計」・「国語表現」・「英語表現」の独自授業を設置しました。
　
　中１の「数学統計」では、政府が公開している実際の統計データなどを使い、統計的思考力を育みます。

　「コンピューターを利用して自分でデータを分析できるようになります。データの特徴を最も的確に表現できるグラフを作成する活動などもあり、生徒はとても楽しそうに授業に取り組んでいます」（岩本校長先生）

　「国語表現」では、図書館を利用し、中１から積極的に本に触れる授業を行っています。パワーポイントを使い、推薦する本についてプレゼンテーションを行うなど、個々の表現力を磨いていきます。

　「本校は、文武両道の伝統ある男子校で、６年間楽しく過ごせる学校です。好奇心旺盛で、自分のやりたいことを見つけて、それを探究し続けていける人に入学してもらいたいですね。そして学校としてもなんとかその夢を実現させてあげたいと思っています」（岩本校長先生）
　
　今年、３年ぶりに臨海学校が行われました。先輩から伝統を受け継ぎ、成城生としての自覚も新たに、生徒たちは逞しく成長していきます。

※2022年「サクセス12」9・10月号掲載の記事広告を転載

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