2022年度よりコースを一新 さらに充実する探究学習
二松学舎大学附属柏中学校
創立以来の伝統ある教育や、手厚い指導が人気の二松学舎大学附属柏中学校。
今春から新たなコースがスタートし、探究力を鍛える教育にいっそう磨きをかけます。
きめ細かい学習フォローと伝統の論語教育
「人間力の向上」「学力の向上」という2つの柱を軸に、社会に貢献できる真の国際人を育てる二松学舎大学附属柏中学校(以下、二松学舎柏)。高い問題解決力を備え、他者から信頼される人材を輩出するため、生徒1人ひとりの成長を支える丁寧な指導が展開されています。
そんな二松学舎柏の魅力の1つは、日々の授業を基本に、学習サポートが充実していることです。
例えば「365ノート」は、内容を自ら考え、1日1ぺージ以上の自習をして毎日提出する家庭学習用ノートです。また、新聞のコラムを毎日3紙分チェックし、気になった記事をスクラップして感想を述べたものも定期的に提出。こうした学習の予定は生徒それぞれが手帳に記して管理するほか、各ノートは担任が必ず目を通してコメントを返します。
創立以来続く伝統の「論語教育」も特徴です。中国の思想家である孔子の言葉を記した『論語』を題材に、現代に通じる教えを学びます。毎朝、授業前の25分間が「モーニングレッスン」として、数学や英語のほか、論語を学ぶ時間に設定されています。
論語教育について島田達彦副校長先生は「論語には『三徳』という考え方があり、知・仁・勇の3つが重要とされています。なかには多様性を認めることの大切さを説く内容もあり、生徒たちは中高6年間を通してそうした教えを学んでいきます。論語の考え方は個々を尊重する本校の教育に通じるところもあり、生徒の人間力向上を促す一助となっているのです」と話されます。
探究力が身につく2つのコースが始動
そんな二松学舎柏では、2022年度からコースを一新。探究力の育成を重視した2つのコースがスタートしました。
高度な学習内容に加え様々な国際教育に取り組める「グローバル探究コース」は、特色ある4つのプログラムを有しています。それが、「プレゼンテーションプログラム・7限実施」「特別体験プログラム」「パワーアップイングリッシュプログラム」「海外研修プログラム」です。6年間で最難関大学をめざせる学力だけでなく、グローバルリーダーとしての資質を育んでいきます。
一方「総合探究コース」は基礎学力をしっかりと身につけ、1人ひとりがより高い進路目標を掲げて努力できる環境を用意。小テストなどこまめなフォローアップで生徒の成長を支え、自ら学ぶ姿勢を養います。
「これら2コースが誕生した背景には、いままで取り組んできた探究学習を体系的に整理し、より強く打ち出していきたいという思いがあります」と島田副校長先生。中学では昨年度から、高校では今年度から始動した新学習指導要領下での学びをさらに充実させるべく、新たな体制を敷くこととなったのです。
「自問自答プログラム」で将来につながる力を育成
二松学舎柏独自の取り組みとして以前から行われている「自問自答プログラム」は、両コース共通で継続されます。これは、校舎近くの田んぼで田植えや稲刈りを体験する「田んぼの教室」や、入念な事前学習ののち京都・奈良に研修旅行で訪れる「古都の教室」など、6つの校外学習で構成されています。
中学校学年主任・森寿直先生は「『自問自答プログラム』でテーマにしたことを高校でも探究し続け、大学入試で総合型選抜や学校推薦型選抜での合格につなげた生徒もいます。ここで培う記述力やプレゼンテーション能力が受験に活きる生徒も多く、進路指導やキャリア教育の一環となっているのが特徴的です」と話されます。
また、二松学舎大学キャンパスが併設されており、その施設が利用できるのも大きな魅力です。約15万冊の蔵書を持つ大学図書館や、2018年にリニューアルされた学生食堂が利用可能となっています。
きめ細かい学習指導や幅広い力が身につく様々なプログラムで、社会に出てからも活躍できる人材を育む二松学舎柏です。
School Information
- 所在地:
- 千葉県柏市大井2590
- アクセス:
- JR常磐線・東武野田線「柏駅」、東武野田線「新柏駅」、JR常磐線「我孫子駅」からスクールバス約15分。
- 「北総線ルート」「新鎌ヶ谷ルート」も運行。
- TEL:
- 04-7191-5242