デジタル技術で未来を開く力を養う
日本女子大学附属中学校 2026
NPO法人や企業と連携し、独自の情報教育を行う日本女子大学附属中学校。
デジタル技術のよき使い手として未来に貢献する力を養います。
身近な技術への理解を深める
STEAM教育をつうじて、社会問題にアプローチする力を培うことを目標に掲げる日本女子大学。その一貫教育校として、日本女子大学附属中学校(以下、日本女子大附属)は情報教育により、生徒が自らの興味や感性に基づいて探究していく課題を見つけるための力を育んでいます。
「学び体験」と称される、であいにあふれた教育を提供する方針のもと、情報教育においても、実際にデジタル技術に触れる機会を多く用意。技術・家庭科の情報の授業はNPO法人の協力を受けながら内容を検討し、生徒のふだんの生活に即してデジタル技術を理解できることが意識されています。
たとえば「ジャンケンゲーム」をプログラミングした際の、グー、チョキ、パーの手の動きを認識するAIが、じつはスマートフォンのカメラの顔認証にも使われているなど、授業で行ったことが、身のまわりのどんな部分に活きているのかを実感しながら学べるのです。
また、生成AIを理解する授業では、画像生成AIで学校イベントのポスターをつくる活動も行われました。國澤恒久教頭先生は「生成AIは便利ですが、著作権の問題など、社会でもまだ完全には解決されていない点があります。ポスターづくりの際も既視感のあるデザインが生成されることがあり、生徒はAIの大きな可能性とともに、その特性を理解して使うことの重要性も感じられたようです」と語ります。
発展的な「特別講座」での学び
デジタル技術に興味を持つ生徒の増加を受け、同校では希望制の「特別講座」が続々と開催されています。日本女子大学の先生による体験型の講義のほか、企業を訪問してワークショップに参加するものもあります。
訪問先は世界的なIT企業をはじめ、日本を代表する電機メーカーなど業種もさまざま。デザインシンキングを実践したり、ノーコードでアプリ制作したりしながら興味関心を深めます。なかには、プログラミングで光のアート作品を制作する講座もあり、自分の思いを表現する際にもデジタル技術が活用できると気づく、よいきっかけになったそうです。
こうした情報の授業や特別講座では、同校の卒業生が企業や大学のスタッフとしてかかわることも。生徒は先輩の姿をロールモデルとしてとらえつつ、世の中の課題を見つけ、デジタル技術を適切に用いて解決に導く力を磨いていきます。
今年1月には、新たにラーニングスペース「さくラボ」ができ、今後も3Dプリンターなどを使って、ものづくりに取り組めるラボを増設するという日本女子大附属。充実した環境のもと、生徒は多様な学びをつうじて視野を広げ、未来の担い手として成長しています。
※デザインシンキング=ユーザーの視点に立って課題を見つけ、解決策を考える思考法のこと
※2026年度入試用「中学受験 合格ガイド」掲載記事より転載。
School Information
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