光英VERITAS高等学校

　光英ＶＥＲＩＴＡＳ高等学校（以下、光英ＶＥＲＩＴＡＳ）では、英語学習に力を入れる一方で、異文化交流を積極的に進めています。昨今の急速なグローバル化にあわせ、多様な他者とともに生きるための資質や、能力の育成を重視しているからです。
　「先日マレーシアのチェンパカ・インターナショナル・ハイスクールの生徒53名が、本校の生徒と交流するために来校し、書道や海苔巻きづくり、浴衣の着付けといった日本文化を体験しました。本校の生徒たちも英語で校舎案内をするなど、みんなで楽しい1日を過ごしました」と話すのは冨田万貴子先生です。
　今回来校したチェンパカ・インターナショナル・ハイスクールは、昨年光英ＶＥＲＩＴＡＳが、日本代表として参加した「マレーシア日本フェスティバル」でオンライン交流をした学校で、今後はさらなる相互交流の高まりが期待されます。つづいて台湾の高校の来校も決まっており、年間を通じて様々な異文化交流の機会が用意されています。
　光英ＶＥＲＩＴＡＳでは、英語は世界で活躍するための必要不可欠な言語ツールと考え、４技能５領域をしっかりと高めていきます。具体的には、朝学習では英語の多読活動を、英会話の授業では、個々のレベルにあわせた25分間のオンライン・レッスンを取り入れています。
　さらにグローバルプログラムとして、希望者対象の４日間英語漬けの「フィリピンメソッド」やアメリカ語学研修、1月から約2か月間のニュージーランドターム留学などがあり、高2の１月には英語・グローバル教育の集大成として、全員参加のイギリス修学旅行が予定されています。
　「世界で起きている事象を自分ごととしてとらえ、自分ができることを行動に移し、世界を望ましい方向に変えていける大人に成長してほしいと願っています」（冨田先生）

　光英ＶＥＲＩＴＡＳの理数・サイエンス教育は、地球で起きている現象を理数的にとらえ、自分にできることはなにかを考え、実践していくことを教育の柱においています。
　高１の授業では、ＳＤＧｓに関連する課題についてグループ探究を行います。高２は個々の課題設定に基づいた探究を進め、高３の前半までに論文にまとめていきます。
　「本校では理科実験の際に、どんな材料を用意すればいいのかを生徒に考えさせます。なんのためにその材料を用意するのかを考えることで、実験自体を自分ごととしてとらえて主体的に取り組んでほしいのです。そうすることでより理解も深まっていきます。また、授業にゲーム的要素を取り入れて、理科に取り組みやすくするような工夫もしています」と話す笠牟田勇人先生。
　また、放課後には学年の枠を超えてみんなが楽しめる「誰でもサイエンス」という取り組みを行っています。科学部の生徒の協力で実施される「わくわく科学教室」や、校舎４階からエッグプロテクターに入れた卵を落とし、卵が割れなかったプロテクターで一番軽いものを優勝とする「エッグドロップコンテスト」など、生徒がワクワクするような仕掛けを推進中です。「生徒には、イメージすることが大事だとよく言っています。実験でも、授業でもイメージを持って取り組むことで、『なぜ？　どうして？』という疑問をより論理的に考えるようになるからです」（笠牟田先生）
　東京理科大学との連携協定の締結や、新しい実験機器の導入など理数・サイエンス教育に力を注いでいます。

　光英ＶＥＲＩＴＡＳでは、人や社会や自然に貢献するというテーマで、「探究科」の授業を全学年で週1時間実施しています。
　「私たちが大事にしたいのは第一志望進学です。『探究科』の取り組みを通して、将来なにをやりたいかを考え、そのための学びを目的とした大学選択をしてほしいのです。そうすることでより学びの質が高まり、結果として上位の大学へ進学できるようになると考えています」と副校長の大野正文先生は語ります。光英ＶＥＲＩＴＡＳは、探究的な学びを主とする一方、それを補完する目的で今年度より英語・数学を軸に補講・補習を実施し、知識・技能の習得をさらに強化しています。成績上位層は補講でさらに学力を伸ばし、下位層には補習で基礎学力を定着させていきます。そして、それぞれが自習室を主体的に利用することで、いま以上に好循環な学習スタイルを生み出せると考えています。
　「今年、東京大学に合格した生徒も、将来なにをやりたいかを考えたときに、その学び場として東京大学があったのだと思います。みなさんも光英ＶＥＲＩＴＡＳで学びたいことがきっと見つかるはずです。そして、その学びは必ず将来の目標につながっていきますので、ぜひ私たちと一緒に光英ＶＥＲＩＴＡＳで将来の目標を見つけてほしいです」（大野副校長）

※2023年「サクセス15」8月号掲載の記事広告を転載

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