生涯の友人たちと切磋琢磨する3年間

鎌倉学園高等学校 2024

北鎌倉にある「建長寺」に隣接する鎌倉学園高等学校は
自由で伸びのびとした校風のもとで文武両道を実践する男子校です。

きめ細かな学習指導と理科探究「K-labo」

 鎌倉学園高等学校(以下、鎌倉学園)では、人として身につけなければならない社会の正しい道理を知り、心清くして悪を恥じ、不正を行わないという「礼義廉恥」の校訓のもと、「自主自律」の禅の精神を現代に受け継ぎ「知・徳・体」のバランスの取れた人間形成を行っています。

 2022年度入学生より、これまでの英数クラスを廃止し、1年生全員がフラットな3クラス編成で高校生活をスタートしています。高2からは文系2クラス、理系2クラスの4クラス編成となり、全クラスが難関国公立大学、難関私立大学へ現役合格をめざすハイレベルな授業を展開しています。
 「高1の数学では生徒の習熟度に合わせてクラスを2分割した授業を行っています。高2から文系・理系に分かれますが、主要科目では習熟度授業を行い、生徒1人ひとりに寄り添いながら進路実現をサポートしています」(入試対策部長・小林健一先生)

 理数教育に力を入れている鎌倉学園ならではの特徴的な取り組みの1つが、「K-Labo」とよばれる学年の枠を超えた理科の探究学習です。化学、物理、生物のすべての分野で高度な実験を含む探究が行われており、東京大学などの大学研究室を訪問して実験を見学する「研究室訪問」や大学の先生を招く「K-Laboフォーラム」などを開催しています。

グローバル研修を組み込んだ新たな体系の探究がスタート

 鎌倉学園では、2022年度より「総合的な探究の時間」を活用した新たな探究学習がスタートしました。2023年度は12のテーマを設定し、高1・高2の2学年で実施しています。探究12テーマのなかには、ベトナム探究、ヨーロッパ探究、北米探究なども含まれていて、コロナ禍以前に実施していたグローバル研修と同じようなプログラムが探究として今後も継続されていきます。

 一方、国内研修も充実していて、「小網代の森」探究や対馬を訪問する「国境の島から日本を考える」、またユニークなところでは在日ネパール人などと交流する「ネパール文化探究」など、国内研修は昨年実施されたプログラムのなかで受講者の多かったものを厳選して実施します。

 「本校の探究プログラムは、生徒の特性を知り尽くした教員がすべて創り上げたものです。この探究学習を通して、将来、自分がどのように生きていくかを見つけるための手掛かりになれば嬉しいです」(小林先生)

座禅で漢を磨き文武両道を実践する

 鎌倉学園は、建長寺が宗派の子弟育成のために設立した「宗学林」という教育施設を前身としており、今でも建長寺において毎年、坐禅教室が行われています。
 「高1は全員参加で年に3~4回行います。観光客が入ることのできない禅堂で20分の坐禅を2回行います。冬場は雪が深々と降り積もる音が聞こえてくるような静寂の中で行いますので、かなり本格的なものです。また、家庭科の授業として建長寺発祥の『けんちん汁』の試食体験などもありますので、歴史ある日本文化に触れることのできる貴重な経験になっているのではないかと思います」と小林先生。

 また、鎌倉学園は、東京大学をはじめとした難関大学へ、毎年多くの合格者を輩出する神奈川県下でも屈指の進学校の1つです。進路指導プログラムでは、高1の1年間は、自分の好きなものを見つけ、じっくりと自分の世界を広げていく期間と位置づけ、将来の目標に向かって、高2からの文理選択を適切に判断できるようなプログラムを用意しています。
 さらに大学オープンキャンパスへの参加を促すだけでなく、生徒と年齢の近いOBと触れ合う『アカデミックキャンプ』(高1)や『進路フォーラム』(高2) など、高1から高3まで生徒の成長に即したプログラムを数多く用意しています。

 座禅で漢を磨いた生徒たちは、勉強、部活動、学校行事などに3年間積極的に取り組んでいきます。好きなものを最後まであきらめずに継続する「文武両道」を教育モットーに掲げる鎌倉学園。2023年度大学入試では、添付の表にあるように部活動に最後まで参加した生徒の多くが現役で難関大学への合格を果たしています。

※2023年「サクセス15」夏増刊号掲載の記事広告より転載。

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