想像以上の自分になろう

聖園女学院中学校 Vol.2

聖園女学院中学校(以下、聖園)では、
学院に受け継がれる「現地研修」という名に恥じない学びの場を、
生徒と教員が力をあわせて創っています。

大浦天主堂にて(高2)

母国日本を語れる国際人として

中学3年生の「現地研修」の行き先は京都・奈良です。教科書などでおなじみの場所を自分の足で歩いてみることで、生徒たちは新鮮な発見を重ねていきます。カナダやニュージーランドなど海外研修の機会も数多くありますが、まずは足元をしっかりと見つめて、母国日本のことを自分の言葉で語れる国際人になってほしいと考えています。

また、今年度から中学1年生が受講している小笠原流「礼法講座」もその1つです。日々の所作に心をこめ、他者を大切にしながら行動できる素地を身につけていきます。

班別研修では、自分たちで決めたコースをタクシーや徒歩で巡ります。戻ってきた生徒が「運転手さんが、とっておきの話を聞かせてくれたんです!」と笑顔で教えてくれることも。「今、ここ」でしか出会えない人との関わりは、聖園生の大きな糧となっていきます。

入念に事前学習を重ねて臨む現地研修。自ら研究テーマを設定し、学年全員を前に発表する機会も貴重な体験の1つです。入学後の6年間、友達も環境も恵まれた中高一貫校だからこそ、「これまでの学び」の集大成として現地研修に臨み、「これからの学び」につなげてほしいという聖園の思いが込められています。

中3現地研修①
中3現地研修②

「平和と祈り」の使者として

高校2年生の現地研修は長崎・平戸で行われます。「平和と祈り」をテーマに掲げ、カトリック校として日々続けてきた黙想やミサ・祈りにはどのような意味があるのか、潜伏キリシタンたちはいかにして信仰の火をともし続けたのか、平和のために自分ができることはなにかなど、語り尽くせないほど大きなことを学びます。

コロナ禍で県外へ赴くことが難しかった年には、オンライン研修を実施しました。「聖園生のためならば」と教会の中にカメラを特別に設置していただき、神父様やシスターのお話を直接伺えたほか、長崎の私立女子校の部活動で平和学習に取り組む高校生とのご縁をいただき、対談を通して同世代の責任感と奮闘ぶりに刺激を受けました。形こそ異なりましたが、「見えないものを見る力」「目の前にいるあなたへの想像力をはたらかせること」など、聖園が育んできた価値観は確かに受け継がれたと信じています。

来年の出発に向け、高校1年生は今日も事前学習に励んでいます。

出津救助院

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School Information

所在地:
神奈川県藤沢市みその台1-4
アクセス:
小田急江ノ島線「藤沢本町駅」徒歩10分・「善行駅」徒歩15分
TEL:
0466-81-3333