日本文化を学ぶ生徒たち

東洋英和女学院中学部 2024

今回は、学校内で華道、日本舞踊、茶道、剣道を学ぶ生徒さんに、それぞれの魅力についてお話を伺いました。

【華道教室:T・Mさん(高2)】

 中1の楓祭で花を活けている先輩がかっこよく魅力的に見えたので華道教室に入りました。華道は自分の好きなように表現していいのですが、そこが難しいところでもあり、また探究心が向上する部分でもあります。

 お花を活けるという行為だけでなく、お花を尊ぶ心やお客様を思いやる心が大切です。その精神面を海外の人にも伝えたいと思います。将来は子どもの教育支援に携わりたいと思っています。

 今夏、学校のスタディツアーでバングラデシュに行くのですが、しっかりと現地の状況を見てきたいと思います。

【日本舞踊教室:M・Mさん(高2)】

 初めて日本舞踊教室を見学に行ったとき、先輩の踊りがすごくきれいだったので、私も先輩のようになりたいと思い入りました。 日本舞踊は師匠の踊りを見て覚えるのですが、それぞれの個性や内面が出ます。私は「ナチュラル」に見えるように気をつけて踊っています。

 日本舞踊は心を磨く伝統芸能なので、和の心を海外の人にも伝えていきたいと思います。日本でも日本舞踊は一部の人だけの世界で、敷居が高いと思っている人が多いので、だれでも気楽に始められるということを伝えたいです。

【茶道部:N・Yさん(高2)】

 入部したころは、所作を覚えるのに必死でしたが、高1の楓祭で初めてお点前を披露する機会があり、「お客様のためにお茶を点てよう」という思いが初めて芽生えてきました。お客様からの感謝の言葉も、とてもうれしかったです。

 茶会の場は、静寂な空気のなかで行われるのですが、一期一会をとても大切にしています。また、お客様のために季節のお茶碗を選んだりするところも魅力の1つです。

 将来は、茶道で学んだ相手を思いやる心を大切にしながら、人と直接係わる仕事をしたいと思っています。

【剣道部:O・Nさん(中3)】

 剣道は、礼儀や作法など日本古来の文化が大切にされているところがいいと思います。練習や試合などは、礼に始まり、礼に終わります。普段の生活でも挨拶は大事なので、そういったところに活かされていると思います。

 剣道は1対1の勝負です。練習をすればするほど完全な打ち込みに近づき、結果につながる競技です。それが剣道の魅力かなと思います。今後は英語だけでなく他の言語も学び、自分が学んできたことを世界の人へ伝えられるようになりたいと思います。

『東洋英和の英語・国際理解教育』
東洋英和女学院高等部長 楠山 眞里子先生

 将来、世界で活躍するためには、英語力は当然ですが、日本の文化について、その歴史も含め、英語でしっかりと説明することが求められます。また、海外では、自ら意見を発信し、誤解を招かないように対話を継続することが大事です。
 本校がめざす英語教育は、社会に出てからディスカッションできる英語力です。そして、自分の意見を英語でしっかり伝えることができるようになることが最終目標です。

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