日本大学第三中学校 2024

　日本大学第三中学校（以下、日大三）は、『明・正・強』を建学の精神とし、これからの社会で活躍できる人間の育成に取り組んでいます。キャンパスは都内でも屈指の広さがあり、のびのびとした学校生活を送ることができる恵まれた環境です。

　２０２１年８月、全国で初めて中高一貫校における５Ｇ通信環境を作り上げ、先進的なＩＣＴ教育を推進し、探究学習とともに学習効果を上げています。中学・高校合わせて２０００人近い生徒全員にタブレット端末（ｉＰａｄ）が貸与されているため、図書室の一角にある「ＩＣＴ推進室」には、システムエンジニア（ＳＥ）が常駐し、機器の不具合や故障にその場で対応し、ネットワ基礎学力の徹底的な習得ークを介してのトラブルなども未然に防げる万全な体制を整えています。教員も、授業で使用する新しいアプリのリサーチなどもＩＣＴ推進室で行うことができるため、授業内容の質問に、動画を作ってわかりやすく説明するなど、学習のサポートにも使われています。

　また、２年前より学年ごとに探究的学習を展開しています。思考が柔軟で多くのことを吸収できるこの時期だからこそ、探究的な学習では心に響く体験からの学び、お互い刺激を与え合い切磋琢磨できる仕組みづくりを大切にしています。日大三はいわゆる先取り授業などはせず、基礎からじっくりと学び、中学校で身につけるべき学力をしっかりと養っていきます。中学の学習内容を定着させることが、のちの高校・大学・社会での基礎になると考えています。

　基礎学力の徹底的な習得を養う一方で、中３からは『選抜クラス』を設置（１クラス）しています。多様化する生徒の進路希望に応えるために、成績上位者で構成される『選抜クラス』は、より高度で発展的な内容を習得できる授業を展開しています。

　このクラスの多くは、高校でも『選抜クラス』から『特進クラスへ』『特進クラス』に進学し、京都大学や東京工業大学といった国公立大学、慶應義塾大学や早稲田大学といった難関私立大学への進学実績を残しています。

　２０２３年度大学入試において、東京大学、一橋大学、防衛医科大学校（医学科、看護学科）、筑波大学の現役合格者は中高一貫生でした。また、日本大学の付属校としての特徴を活かし、３年間の評定や基礎学力到達度テスト（付属校統一のテスト）などによって、ほとんどの生徒が日本大学への内部推薦の資格を得ています。

　毎年４割程度が日本大学に進学し、５割以上の生徒が他大学に進学しています。日大三は生徒の志望進路を手厚くサポートしています。

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