充実した学習環境で育てる『0to1』の発想を持つ人材

成蹊中学校

生徒の興味・関心の幅を広げる様々な機会を用意し、多角的な成長をサポートしている成蹊中学校。
長い歴史のなかで育まれた独自の教育と、多様性のある環境が魅力の学校です。

伸びのびと成長できる国際性豊かな学校生活

 1914年の創立から長きにわたって、創立者が掲げた建学の精神「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」に沿った教育を展開してきた成蹊中学校(以下、成蹊)。解答のない社会であっても、新たなものを創造する「0 to 1」の発想を持った人材を育てるべく、様々な取り組みを行う学校です。そんな成蹊で用意されている多様なプログラムについて、いくつかご紹介していきます。

 まずは、歴史ある国際理解教育です。セント・ポールズ校(アメリカ)とは1949年から、カウラ高校(オーストラリア)とは1970年から交換留学を実施するなど、世界に目を向けた教育を早くから行ってきました。カリフォルニア大学デービス校への短期留学や、イーグルブルック校(アメリカ)での「グローバル・リーダーシップ・プログラム」など、語学学習にとどまらない幅広い内容のプログラムが多いのも特徴です。

 また、中1で国際学級を1クラス設けているほか、帰国生入試や留学生の受け入れも積極的に行っており、校内は国際性豊かな環境となっています。これについて仙田直人校長先生は「本校では色々なルーツを持った生徒がともに学ぶのが当たり前になっているので、生徒たちはお互いにいい影響を受けながら学校生活を送っています。併設の小学校から進学する生徒もおり、多様性のある環境です」と話されます。

中3「桃李」で実施した探究学習のポスターセッション①
中3「桃李」で実施した探究学習のポスターセッション②

SDGsに関するテーマで探究学習にチャレンジ

 中高の6年間を通して行う「本物に触れる」学びも魅力の1つです。授業内では実験や観察、鑑賞といった体験学習が重視されており、例えば家庭科では敷地内の竹林で収穫したタケノコを使用して調理実習をするなど、経験を通した学びが充実しています。

 加えて、中3では「桃李」という道徳の授業内で探究学習にも取り組みます。2021年度は「2030年へのお便り」と題し、2030年に向けて、SDGsの観点から自分がなにをすべきか、各自がテーマを立てて探究しました。その内容はフェアトレードや教育格差の問題など、多岐にわたったものとなっています。

 「これは本校がユネスコスクールに認定されているため、その活動の一環でもあります。ファシリテーターを外部から招き、1年間かけて進めていく本格的な取り組みです」(仙田校長先生)

 探究学習の成果は10月の蹊祭(文化祭)でプレゼンテーションし、年度末にはポスターセッションを実施します。ポスターは1つの冊子にまとめるほか、有志の生徒が成蹊小学校で児童に向けて発表を行ったりと、アウトプットの機会も豊富です。このような活動から「O to 1」の発想が作り出されるのです。

英語でディスカッションやプレゼンを行う「エンパワーメントプログラム」(中3)
自然観察やハイキングで自然に親しむ「夏の学校」(中1、中2)
留学生が中学校で授業をすることも
成蹊大学と連携したゼミ体験(中3)

生徒の視野を広げる独自のプログラム

 成蹊の「本物に触れる」学びは授業だけにとどまりません。修学旅行では例年4泊5日と十分な時間を確保し、各教科で事前に学習した内容を実際に体験していきます。また、ワンキャンパスのメリットを活用した成蹊大学との連携教育も大きな特徴です。中3の10月下旬から11月下旬にかけ大学を訪れて行う「中学3年生× 大学ゼミ体験」があります。

 2021年度を例に開講されたテーマをみてみると、「純愛の創出〜『ロミオとジュリエット』を読む〜」「中国の歴史から『法』を考える」など専門的なものばかりです。

 6 年間を通して様々な経験ができる成蹊。多数の実験室や気象観測所を備えた理科館、芸術・家庭科のための施設がそろう特別教室棟など、体験型の学びを支える施設も充実。近年では、全教室へのプロジェクター設置や1人1台のICT端末など、ますます学びの幅が広がっています。

 最後に、仙田校長先生に受験生へのメッセージを伺うと、「まずは本校に足を運んで、実際に学校や生徒の様子を見ていただけると嬉しいです。併設の小学校から進学してくる生徒たちとなじめるか不安に思う方もいるかもしれませんが、心配は要りません。色々な経験をしてきた生徒が集まり、自分の視野を広げられる学校生活が待っています。そのような世界に飛び込んで、自分自身を成長させていきたいという方にはぴったりの学校です」と話されました。

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School Information

所在地:
東京都武蔵野市吉祥寺北町3-10-13
アクセス:
JR中央線ほか「吉祥寺駅」徒歩20 分またはバス、西武新宿線「武蔵関駅」徒歩 20 分、JR中央線ほか「三鷹駅」・西武新宿線 「西武柳沢駅」バス 
TEL:
0422-37-3818