最高水準のグローバルプログラム

桐光学園中学校 2025

世の一隅を照らす次世代リーダーを育成する

 2028年の創立50周年に向けてグローバリゼーションを加速させる桐光学園中学校・高等学校(以下、桐光学園)。今年度より校長に就任された岡村薫先生にその取り組みについてうかがいました。

 「本校の建学の精神は、『師弟同行し、どこにいても世の一隅を照らすことのできる人間を育成する』ことです。これは健全な社会を築く人材を育てることにほかならず、その実現に向けて私たちは、それぞれのかたちで社会を照らすことのできる「次世代リーダー」の育成に力を注いでいます。そのために必要なのは、中高6年間のすべての教育において、環境を含め最高水準のものを生徒に提供し続けること。それは男女別学であり、全国レベルのクラブ活動であり、大学訪問授業などです。

 そして今回ご紹介する、私が長年携わってきたグローバルプログラムもその1つなのです」と岡村校長は穏やかに、ときに力強く語られます。

岡村 薫校長

「High Tech High」で最先端のPBLを体験

 岡村校長が国際部長として手掛けたグローバルプログラムのなかでも代表的な取り組みが、「北米グローバル研修:THINKTIONプログラム@San Diego」(8日間)です。この研修は中2から高2が対象で、参加した生徒たちは教科書を持たない学校として世界が注目している教育先進校「High Tech High」の教員によるPBL(課題解決型学習)を体験します。研修期間中はカリフォルニア大学サンディエゴ校のドミトリーに滞在するため、アメリカの大学での留学生活を疑似体験できるのもこの研修の魅力といえます。

 また、今年度よりカナダ・オンタリオ州の高校卒業資格が取得できる「ダブルディプロマ」を導入しました。カナダ・オンタリオ州の卒業資格には桐光学園の単位が認定されるため、現地の高校へ留学することなく、放課後や長期休暇を利用して一部の単位(7単位)をオンラインで受講することで、この卒業資格を取得できます。さらに今年度から導入した「グローバル併願」により、これまでの海外大学受験に比べ、受験生の負担がかなり軽減されたことも魅力の1つです。

 ほかにも、「イートンカレッジサマースクール」「ケンブリッジ大学リーダーズ研修」「AUS/NZターム留学」など多数のプログラムが用意されています。「将来の目標が決まっている人、まだはっきりと決まっていない人それぞれに様々な機会を提供しています。そこからの選択を通して、目標を更新したり、目標となるものを見つけたりしてほしい。そのような観点から本校への入学意欲を重視する第3回B入試(T&M入試)を強化していきます。都合が合いましたらいつでも私が学園をご案内しますので、ぜひ本校に足をお運びいただき、ありのままの桐光学園の雰囲気を肌で感じていただければ嬉しいです」(岡村校長)

ケンブリッジ大学リーダーズ研修の様子

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※「合格アプローチ 中学受験合格ガイド2025」より転載。

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