生徒たちへ新たな活躍の場を
普連土学園中学校 2025
普連土学園中学校は、キリスト教フレンド派婦人伝道会により設立された中高一貫の女子校です。
1人ひとりを大切に、すべての人を敬い、世の役に立つ女性を育てることを目標とする同校では、
生徒が自ら考え、主体的に行動する、様々な活動が行われています。
有志生徒による主導で新学習スペースを設置
普連土学園中学校(以下、普連土学園)では、新しい教育の取り組みに次々と着手し始めています。その1つが「生徒による自主学習スペースプロジェクト」です。
コロナ禍において対面活動の自粛を経験した生徒たちの間で、改めて仲間と一緒に飲食もできて、教えあいながら自習できるスペースがほしいとの要望が高まり、それを受けて発足したのがこのプロジェクトです。
中高生から有志を募り、机・椅子の選択と配置、内装や照明のデザインまで生徒自身の手で行いました。昨年春に発足したこのプロジェクトですが、夏休み中に工事を終え、9月に無事完成を迎えました。
質の高い海外研修やターム留学もスタート
海外との交流も充実させていきます。まずは昨年より再開したジョージ・フォックス・ツアー。フレンド派が始まったイギリス湖水地方を中心に、各地の教会や施設を巡り、建学の理念や教育方針の基本的な精神を学ぶことで、自分たちの学びの方向を再認識してもらう研修です。
また、世界に100校以上あるフレンド派の学校(フレンズスクール)との交流も新たに進めており、女子校は普連土学園を含め3校のみのため、この3校の連携を強化していく考えです。新しい海外研修として、アメリカの名門女子大学を舞台に実施される女子校連合企画「Self DevelopmentProgram」にも参加しています。アメリカの大学生との濃密な対話や、ボストン交響楽団、ボストン美術館、ハーバード大学などを巡る9日間のプログラムです。
さらに高1冬期の約2ヶ月をニュージーランドで過ごす「ターム留学」の準備も進めており、グローバルな学びをより充実させていきます。
高大連携で生徒の視野を拡大
普連土学園は、理系進学者が4割と多いこともあり、2022年から東京理科大学との交流がスタートしました。2023年度には教育連携協定を結び、教職志望の大学生が同校の教育活動に参加するなど、さまざまな形での高大連携が行われており、同様な連携は、東京女子大学との間でも進んでいます。
また、中学校舎は歴史的価値が高く、昨年夏には法政大学・建築学科の教員や学生による本格的な実測調査が行われ、その調査には生徒も参加しました。
School Information
- 所在地:
- 東京都港区三田4-14-16
- アクセス:
- JR山手線・京浜東北線「田町駅」徒歩8分、都営三田線・浅 草線「三田駅」徒歩7分、地下鉄南北線「白金高輪駅」徒歩10分
- TEL:
- 03-3451-4616