多摩から世界のリーダーを輩出します
明星Institution中等教育部 2026 vol.2
2026年春に誕生する明星Institution中等教育部。
前回に引き続き、井上一紀校長先生に、期待が集まるその教育についてお話しいただきます。

施設・仲間・教員 恵まれた教育環境
校是「実践躬行」(自分で行動して考えること)を掲げ、100年を超える長い歴史を積み上げてきた明星学苑。幼稚園から高校までの児童・生徒が集うキャンパスに、2026年4月、明星Institution中等教育部(以下、明星Institution)が開設されます。
「広々としたキャンパスには、グラウンドや図書館に加え、カフェテリア、スタードーム、児玉九十記念講堂、温水プールなど様々な施設がそろいます。また、部活動や行事でいっしょに活動する明星学園中学校・高等学校の仲間はおだやかで真面目です。そうした恵まれた環境に、明星Institutionが誕生するのです」と井上一紀校長先生は話されます。
開設に向けて掲げられたのは、「多摩から世界のリーダーを輩出します」の言葉。ここには、渋谷教育学園※シンガポール校で長年教鞭を執ってきた井上校長先生ならではの思いが込められています。
「中高時代は柔軟ですから、刺激を与えることによって大きく意識が変わります。明星Institutionは日本に校舎をかまえながら、『グローバル』を身近に感じられる環境を整えることで、海外にも自然と目を向け、世界的な視野で物事を考えられる力を育てていきます。そのためには、『グローバル』を肌で感じた経験を持ち、それを自らの言葉で生徒に伝える存在も必要でしょう。シンガポール時代の教え子2名が、すでに教員として着任し開設に向けた準備を進めています」(井上校長先生)
※2002年より、早稲田大学との共同運営となり、早稲田大学系属早稲田渋谷シンガポール校と校名を変更。
「自分」を見つけ高い目標に向けて邁進する

「世界」を視野に入れた教育をめざす明星Institutionでは、グローバル社会で求められる力として
Global=国際性
Leadership=指導力
Foresight=先見性
Curiosity=知的好奇心
Agency=主体性
の5つを掲げ、これらを育てるための学びを用意します。
中高の6年間を、中1・中2のAブロック、中3・高1のBブロック、高2・高3のCブロックの3つに分け、段階を踏んで生徒の成長を促します。
基礎となるAブロックでは、自分を知り、アイデンティティーの土台を築くことが目標です。「入学当初からプログラムを詰め込むのではなく、まずは自分と向きあう時間を持てるよう、Aブロックでは『余白』を持たせることを大切にしたいと考えています」と井上校長先生。
そのうえでBブロックからは、アイデンティティーの確立に向け、キャリアプログラムやグローバルプログラムなどがスタートします。さらに高1からは、将来の道を見つけるきっかけにもなりうる研究論文の作成にも挑戦します。
Aブロック・Bブロックを経て「自分」を見つけた生徒たちは、Cブロックで、卒業後の未来を見据えながら高い目標に向けて力を向上させていきます。
明星Institutionが掲げる目標は、国内の最難関国立大学、そして海外の最難関大学への進学です。海外大学進学に向けては、校内にネイティブスピーカーの教員を中心とした海外大学進学カウンセラーをおくことが予定されています。保護者とも連携し、丁寧にサポートします。
「部活動や行事も大切な学びの場です。どのブロックでも、学業だけでなく多くのことに挑戦してほしいですね。そこで自分を励まし、力づけてくれるのは、ともに頑張る仲間の存在でしょう。一生懸命に物事に取り組む人には、多くのチャンスも訪れるはずです。それぞれの夢に向かって切磋琢磨する、そうした気概のあるみなさんに来ていただければ嬉しく思います」(井上校長先生)
「世界」を身近に感じる新たな学びの場、明星Institution。初年度となる2026年度入試では、明星小学校5名、帰国生5名、国際生(国内インター生)5名、一般入試55名の計70名を募集します。入学後は、英語など一部の教科でクラスを分けるものの、基本的には帰国生や国際生も同じ教室で机を並べます。
多様な背景を持つ生徒が集まることによってなにがもたらされるのか、その「化学反応」にも期待が寄せられます。
※「サクセス12」2025年7・8月号掲載の記事広告を転載



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