未来を見据えた改革で新たな躍進に挑みます

日本大学中学校 2024

  日本大学の教育理念「自主創造」の3要素、「自ら学ぶ」「自ら考える」「自ら道をひらく」を体現し、生徒の夢の扉をひらく日本大学中学校。
2030年の創設100周年、そして、その先の未来に向けて〝飛躍への挑戦〟をめざし、さまざまな教育プロジェクトが進行中です。

一人ひとりの夢の扉をひらく教育革新が進行中

  日本大学中学校(以下、日大中)は、「生徒1人ひとりが、生涯にわたって学び続ける力を育み、自らの夢の扉をひらき、社会に貢献する」ことができる人材を育成することをミッションとしています。その実現のために、「常に高みをめざそう、目標を高く持とう」という思いを込めた教育スローガン「Aiming high!」を掲げた教育活動を展開し、さらに教育改革「SHINKA!プロジェクト」が進行中です。

 「SHINKA!」とは日大中・高が進める教育改革プロジェクトの総称であり、さまざまな「進化・深化・新化・親化・芯化・真化・神化」を実現してほしいという願いが込められています。このプロジェクトは、主体的・対話的で深い学びと協働する学びをより効果的に展開し、日本大学の付属校としてのポテンシャルを最大限にいかしつつ、国公立大学や難関私立大学への進学実績を着実に向上させることがねらいです。

「中高一貫2-1-3」システム・中3次プレコースに注目!

  日大中では、2022年度より新しい教育の進化として「中高一貫2︲1︲3システム」がスタートしました。このシステムは、中高6年間を中1・中2の2年間、中3の1年間、高1~高3の3年間の3段階に分け、中3の1年間を高校0学年と位置づけ、高校のプレコース化をはかるユニークなものです。

 具体的には、中1・中2の2年間のコースを探究・体験学習をつうじて新たな知識を主体的に学ぶ「アカデミックフロンティア(AF)コース」とグローバル教育を重視した「グローバルリーダーズ(GL)コース」の2コース制とし、中3の1年間を高校の「特別進学コース」「総合進学コース」「総合進学コース・スーパーグローバルクラス」の各プレコースとして位置づけるものです。

 「これらの改革で2つの成果を期待しています。1つは学習面です。これまでも高校で希望のコースに進むために、生徒たちは中3から熱心に勉強に取り組んでいましたが、この新システムにより、これまでより1年早い中2から高校での進路選択に向けた勉強のスイッチを入れなければなりません。この年代での1年の差は大きいので、新システムの導入により、いま以上に学力が向上することを期待しています。

 2つ目は総合的人間力の向上です。高校でのコース選択を中2の段階で考えるということは、大学進学や将来のキャリアを見据えることでもあります。本校の特長ある体験活動や研修でさまざまな気づきをうながし動機づけをすることで、志を立て目標を持ってもらいたいのです。その目標がしだいに夢へと深化していき、その夢の扉を自分の力でひらいていけるような〝自立した学習者〟になってほしいと願っています」と中学校教頭の齋藤善徳先生は話します。

 新システムでは、中3で選択したプレコースとは異なるコースに興味を持った場合、高1進学時にコース変更が可能です。そのため、中学時代に将来の目標を2度じっくりと考える機会があり、高校でのコース選択のミスマッチを減らすことが可能です。

中1・中2が学ぶ2つのコース概要

 AF・GLいずれのコースも、主体的な学びと体験型キャリア研修をとおして得られる気づきを重視していることが特長です。
 AFコースは、特に〝探究学習〟を学びの中心に据え、全9教科でそれぞれが工夫しながら実施されています。各教科で行った探究の内容は、その後、よりよい授業を展開できるように全教員が共有しており、ともに考えながら日大中独自の〝探究学習〟を創りあげていきます。

 「中1は探究学習の基礎と楽しさを学び、中2以降は、社会+英語、理科+英語のように各教科のコラボレーションによる教科横断型の〝探究学習〟を行っていきたいと考えています」(齋藤中学校教頭先生)

 GLコースは、グローバル教育を重視したコースです。英語の授業は、2クラスをレベル別に4クラスに分けて実施しています。また、新たな取り組みとして、海外とのマンツーマンのオンライン英会話授業など、それぞれの学力にあったきめ細かな指導を徹底しています。コロナ渦で3年間中止していた海外研修も、今年度より順次再開することが決まっており、中2はシンガポール研修、中3はオーストラリア研修が実施されます。そのほかにも、国内研修ではT G G(T O K YO G L O B A LGETEWAY)やブリティッシュヒルズでの語学研修を実施します。

 「中3になる前にプレコースの選択をしなければいけなので、キャリア教育型の体験学習もスタートさせます。『なぜ・どうして?』という知的好奇心を持って、『どうする・どのような方法で?』という主体的・積極的に学ぶ姿勢を育んでいきます』(齋藤中学校教頭先生)

ハイブリッド校としてさらなる高みをめざす!

  日大中は、日本最大の総合大学である日本大学の付属校としての安定感と国公立大学や難関私立大学をめざせる進学校としての両面を持つハイブリッド校です。2022年度卒業生では、日本大学への進学者は約半数の50・9%。東京工業大学、東京農工大学、横浜国立大学、横浜市立大学などの国公立大学および早慶上理、GMARCHに43・1%が合格するなど、日大中のコース別教育が注目すべき結果を残しています。
 
 今後は「中高一貫2-1-3システム」の導入により、さらなる高みをめざした進路実現をめざします。
 「中学受験を経験した生徒は、その受験勉強に取り組んだことが必ず将来の糧になります。本校は生徒1人ひとりの第1志望合格という夢と、将来の幸せな人生の実現のために、生徒に寄り添い、全力でサポートしていきます。そして、『不易流行』の精神で、つねに新しい学びの進化をめざし、創設100周年に向け、これからも大きな目標を持って新しい改革にチャレンジしていきます」(齋藤中学校教頭先生)

 スクール・ポリシーを明確にした教育を展開し、自立した学習者として夢の扉を自力で開いていける生徒を育む日大中。さらなる高みをめざして教育改革「SHINKA!」を継続中です。

※2024年度入試用「公立中高一貫校ガイド」掲載分より転載。

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