Beyond Hundred  ~100年を超えた先へ~

安田学園中学校 2025

2024年度に創立101年目を迎える安田学園中学校・高等学校。創造的学力と人間力を身につけ、
21世紀のグローバル社会で貢献する人材の育成に取り組んでいます。

学校完結型の学習環境が定着。過去最高の難関大合格実績!

 「Beyond Hundred~100年を超えた先へ~」を今年度の学園スローガンに掲げ、新たな101年目をスタートした安田学園中学校・高等学校(以下、安田学園)。2024年度大学入試においては、東京大学と一橋大学に学校推薦型選抜で合格者を出すなど、国公立大学を含め過去最高の合格実績を残しています。昨年度以上に医学部への合格者が増えており、それに加え今年度は、慶應義塾大学合格者のうち4名、東京理科大学合格者のうち7名が薬学部に合格するなど、生徒の進路がこれまでと明らかに変わっている点も注目されます。

 こうした状況に広報部長の土屋道明先生は、「本校では、どの教科でも『なぜ?』を考える『根拠を追究』した授業を核とした『学び力伸長システム』を5年生の2学期まで展開しています。そして5年生3学期からの『進学力伸長システム』では、放課後に大学群別に進学講座を開講していますので、塾や予備校に通うことなく、学校内で受験勉強を進めることができます。さらに『なりたい自分』をみつけ、『なれる自分』に高めるためのキャリア教育を6年間継続して行っていますので、これらの成果が着々と表れているのだと思います」と話されます。
 
 「学び力伸長システム」とは、学ぶことの楽しさをつかみ、自分に合った学習法を確立する学習システムのことです。年5回の定期試験前の「独習ウィーク」や年3回期末の「独習デー」、チェックテストや放課後補習などがあり、生徒の生活・学習習慣を確立するための様々なプログラムが用意されています。

 「進学力伸長システム」では、放課後進学講座、進学合宿、夏期・冬期講習、大学入学共通テスト模試演習など受験に直結した講座が用意されており、2月の国立大学2次試験の直前まで行われています。この「学校完結型の学習環境」を通して、生徒1人ひとりの進路実現に向けたきめ細かなサポートが実施されています。

 

思考力・表現力・創造力を生みだす探究プログラム

 大学合格実績の要因につながるもう1つの取り組みが、探究プログラムです。中学は週1時間、高校では週2時間の総合的な探究の授業として行われており、「疑問・課題⇨仮説の設定⇨検証(調査・観察・実験)⇨新しい仮説や疑問⇨…」という活動を繰り返し、根拠を持って論理的に探究していきます。

 1年生は「自然科学探究」で探究の基礎を学び、2年生は「社会科学探究」でグループ探究を深めていきます。3年生の「地域研究」では、課題を発見・解決する話しあいを実践。また、批判的・論理的・迅速的な思考力を養成する目的で、社会科の授業ではディベートも実施しています。そして4年生からは「個人探究」に入り、これまで培った探究力を活かしてそれぞれの探究を深めていき、5年生では、個人探究の成果

さらなる広がりをみせる「英語・グローバル体験」

ソウルを訪れ、異文化理解を深める安田学園の生徒たち
ソウルを訪れ、異文化理解を深める安田学園の生徒たち
留学中の生徒のもとへ視察に訪れた稲村校長と英語科の先生
留学中の生徒のもとへ視察に訪れた稲村校長と英語科の先生

 英語の授業は、「リスニング」「ライティング」「スピーキング」「リーディング」の4技能を毎回の授業のなかでバランスよく取り入れながら日本人教員とネイティブ教員が連携して行っています。授業以外では、「スピーチコンテスト」や年5回の「英単語コンテスト」などがあり、成績優秀者に表彰状や記念品が授与されるなど、生徒のモチベーションを高める工夫もされています。

 また、グローバル体験も安田学園の魅力の1つです。出願時の受験生へのアンケートでは、約半数が安田学園のグローバル教育に興味があると回答しているそうで、その注目度の高さがうかがえます。

 「現1年生より、3年次の夏に全員参加のニュージーランド短期留学(3週間)を実施します。1人1家庭にホームステイをしながら現地校で学ぶプログラムです。さらに5年次の秋に修学旅行としてオーストラリアに行きます。これまでの英国でのグローバル探究に代わるもので、ファームステイや環境学習など、個々の探究とからめた活動が中心になる予定です。これにより、生徒全員が6年間で最低2回は海外体験ができるようになりました。また、これまで通り夏期ニュージーランド語学研修(2~5年生希望者:2週間)や3ヶ月留学(4年生希望者)も継続します」(土屋先生)

 そのほかに4・5年生希望者対象の日韓交流プログラムも実施しています。8月に韓国・ソウルの生徒が来校し、翌年1月に安田学園の生徒がソウルを訪問する交換交流プログラムで、リーダー育成の講演会や決められたテーマに沿ったプレゼンテーションの作成などすべて英語で行われています。

 さらに来春には、稲村隆雄校長主導のもとニューヨークを訪問し、国連本部やメトロポリタン美術館の見学、大学での特別講義の受講など、視野を広げ学びへのモチベーションを高めるための「ニューヨーク研修」(約7日間)を実施します。

第二外国語教養講座など新たな取り組みが始まる

 今年度よりグローバル人材育成の一環として、2年生から5年生を対象にした第二外国語教養講座が放課後に開講されています。中国語・韓国語・フランス語の3言語で、年間22回の講座を設定しており、110名ほどの生徒が受講しているとのこと。世界で活躍するための1つのきっかけになればと土屋先生は話されます。

 今年度、創立101年目を迎え、つぎの100年への第一歩を踏み出した安田学園。これからの安田学園のありたい姿について土屋先生にうかがいました。
 「昨年度から先進コースのみの募集となったため、かなり学習レベルも上がっています。大学進学はとても大事なことですが、それに加え、これからの変化の激しい社会で生きていくための人間としてのタフさや柔軟性といった、学力+αの付加価値を身につけることも大事だと思います。様々な教育プログラムや学校行事、部活動などを通して、その付加価値を身につけて次のステップへと生徒が胸を張って旅立っていけるような学校であり続けたいと思います」

2024年度の学校説明会情報はこちらから!

デジタルパンフレット

※「合格アプローチ 中学受験合格ガイド2025」より転載。

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