東邦大学付属東邦中学校は、1961年に、東邦大学の附属校として開校されました。併設の高等学校は、1952年に開設されています。

　母体の東邦大学は、医学部・看護学部・薬学部・理学部・健康科学部の５学部および医学部付属の３つの病院を持ち、自然科学の研究、教育、医療に重要な役割を果たしてきた大学として広く知られています。

　週６日制、週35時間を確保して行われる正課の授業では、「精選と深化」による指導計画を工夫して、演習や実験実習を多く盛りこみながらも、高２までに主要教科の全学習範囲を終えます。

　カリキュラムはリベラルアーツ型で、選択科目を多様に設けることで生徒の進路実現をサポートします。

　東邦大東邦では、建学の精神「自然・生命・人間」の具体的な道筋として、「自分探しの旅」を学びのテーマとしています。

　これは、学習はもちろんのこと、部活動や学校行事など、さまざまな経験を積みながら、つねに真の自分を探し、見つめようという意味であり、生徒にとっては将来の進路選択における心がまえであるとともに、人生や人間についての根源的な問題へとつうじるテーマとなっています。

　そして、生徒一人ひとりが幅広く、また能動的に「自分探しの旅」をつづけていくために用意されている多彩な学習を体系化したものが「Exploring Study（自分探し学習）」です。

　進学校として生徒の進路実現をサポートするプログラムであり、また、生徒がやがて大学に進学して専門的な学問研究などに挑戦する際、それに必要な厚みのある知識を定着させ、人間社会に貢献できる高い志と豊かな人間性を育てるものとなっています。