二松学舎大学附属柏中学校は「社会に貢献できる人材」を育てることを目的に、「人間力の向上」と「学力の向上」を教育の２本柱としています。教育の特色は「論語教育」と「探究教育」です。今年144周年を迎える二松学舎大学の伝統は中学校でも引き継がれ、「論語」を生きる力を育む最良の教材と考え、素読や暗唱に取り組んでいます。毎年漢文検定にも挑戦し、中１が初級、中２が中級、中３が上級に全員合格するよう努力を重ねています。

　そして2022年度入試より「総合探究コース」と「グローバル探究コース」の新コース制がスタートします。「探究教育」の先駆者として、いままでの取り組みをもとに次世代の探究教育をめざします。「探究教育」は「学習支援プログラム」「自問自答プログラム」「進路支援プログラム」の３つの軸で構成されています。「総合探究コース」では基礎から高度な発展学習を行い６年間で難関大学受験に対応します。「グローバル探究コース」は発展学習にさらにグローバルな学びをプラスしたコースです。異文化や多様な価値観を認め真のグローバルリーダーをめざします。

　二松学舎大柏では、将来、他人のこと・社会のこと・地球環境のことを考え、役に立つ人間になることを目標に、「自問自答力（自ら体験し、自ら問題を発見し、自ら答える力）」を育んでいます。そのために、環境教育をテーマとする「沼の教室」、最先端の学問を学ぶ「都市の教室」、奈良・京都で日本文化に触れる「古都の教室」、スキー研修を行う「雪の教室」、田植えから稲刈りまでを体験する「田んぼの教室」、シンガポールで異文化を体験する「世界の教室」があります。そして、こうした学びの集大成として、中３で約8000字の「探究論文　自問自答」に取り組みます。

　独自の教育で生徒の人間力を向上させる二松学舎大柏です。