駒沢学園女子中学校は、仏教の教えをいしずえに、「自分を正しく見つめ、自己を確立する」という意味の「正念」、「日常の生活に学びがあり、学びを実践して生きていく」という意味の「行学一如」のふたつを建学の精神として設立されました。定期試験の代わりに、各教科で単元が終了するごとに「単元別テスト」を実施するのに加え、小テストや補習をこまめに行うことで、基礎学力を確実に身につける手法をとっています。

　特色ある取り組みとしては、探究型学習「21世紀ワールドスタディーズ（21WS）」があげられます。「プログラミング講座」「着付けと和小物作り」「English in Action」「劇」という４つの講座のなかから好きなものを選んで、１年間かけて取り組みます。たとえば「劇」は、道具や演出なども含め、ゼロから自分たちで劇をつくりあげる講座で、創造力や表現力を養うことができます。これらは学年を横断したかたちで行うため、他学年と交流できるのも魅力です。

　2020年からオンライン英会話を導入するなど、英語教育にも力を入れる駒沢学園女子。ネイティブ教員が副担任として頻繁に生徒にかかわるほか、毎日の「朝学習」では、リスニングやスピーキングについて指導しています。英語の授業も、日本人教員とネイティブ教員の２名体制で実施し、スピーチやプレゼンテーションの機会を豊富に設けています。

　さらに、英語を活用する場として、TOKYO GLOBAL GATEWAY（TGG）での研修や海外修学旅行、スピーチコンテストなどを行うことに加え、ネイティブ教員と自由に会話できる校内施設「English Room」もあります。このように駒沢学園女子では、世界での活躍を見据え、充実した英語教育を行っています。