新しい本校舎には、教科教育のさらなる充実をはかるための「教科センター方式」が導入されました。「教科センター方式」とは、各教科が専用のゾーンを持ち、専用の教室、教科の発表や作業のためのメディアスペース、教科の先生の研究室をそれぞれ隣接させることです。それによって、従来型の教室に比べて、より充実した教科教育が可能になっています。

　教科を媒体とする学習コミュニケーションの場は、クラスや学年を越えた生徒同士、生徒と教職員をつなぐ空間として機能し、学校全体が新たなコミュニケーションを生みだしていきます。

　中等部では、基礎学力の徹底と、自ら考える力を身につけることを重視し、１クラス32名、１学年８クラスの少人数制を実施しています。外国人教師による英会話、数学の習熟度別授業、各教科での多彩な選択授業などにより、一人ひとりの個性を引き出す教育を推し進めています。

　国際交流もさかんです。中等部では、オーストラリア、フィリピン、韓国の中学校との交流プログラムが用意されており、いろいろな国の人との交流をとおして、海外へ目を向けるとともに、日本についての認識も深まっていきます。また、青山学院大学に通う留学生と交流するチャットルームにも自由に参加できます。

　幼稚園から大学までを併設している青山学院では、高等部からは卒業生の85％が青山学院大学へ進学しています。一方で、他大学を受験する生徒も増えています。高等部では、各自の進路に応じた多様な選択科目が準備されているので、他大学受験への対応も万全です。

　伝統のキリスト教教育で人間性を養い、世界を舞台に活躍できる人材を育成します。