雙葉中学校は、カトリック精神を基盤に健全な人格を育むことをめざした教育を実践しています。

　校訓として「徳に於ては純真に、義務に於ては堅実に」を掲げています。これは神と人の前に素直で裏表なくさわやかな品性を備え、人間としてやるべきことを最後までやりとおす強さを持つということです。

　校舎は地上７階・地下１階で、近代的ななかにも随所に木のぬくもりを持たせた構造となっています。教室はすべて南向き、床はフローリングで温かみを感じさせ、クローゼットや個人用ロッカーを備えるなど、さまざまな配慮がなされています。また、２クラスにひとつずつ生徒ラウンジが設けられ、生徒たちの歓談の場となっています。

　雙葉では、どの教科も基礎の定着において個別に面倒をみるなど、学習面での手助けがきちんと行われています。多くの実験・観察・実習などをとおして自らの体験を重ねる学びも重視されます。1875年に開設された女子語学学校を前身としており、外国語教育は伝統的にさかんで授業時間も多く、外国人教師による少人数の授業も充実し、中３では全員がフランス語を学びます。

　一貫校の利点をいかし、総合的にバランスのとれたカリキュラムを組み、中学校でも高校の内容を必要に応じて取り入れています。進度も速く、内容を深く掘り下げたレベルの高い授業が行われています。高校では一人ひとりの興味・関心や志望に沿った学習ができるよう選択科目が数多く設けられ、本人の意思を尊重した進路指導がなされています。

　中学校・高校をとおして、各教科の教育内容はできるかぎり高い水準をめざすとともに、力をだしきれない生徒に対してはその個性に応じてきめ細かく対応しています。その結果としての高い進学実績なのです。