2024年４月、所沢市に（仮称）開智所沢中等教育学校が開校します。開智学園が伝統的につづけてきた「探究型の学び」を継承しつつ、「いまこの時代に求められるものはなにか」をつねに意識しながら教育を行っていきます。

　開智所沢では、各教科や単元の枠組みにとらわれない、いわゆる学際的な視点で学問にアプローチすることを重視します。そして、お互いに得意分野が異なることを認めたうえで、仲間と協力してひとつのプロジェクトを進めていく、協働型の学びを多く取り入れていきます。さらには、道徳の授業で行う哲学対話や委員会活動などをとおして、他者への思いやりや奉仕の精神、社会貢献の重要性を学びます。

　こうして、人間とAI（人工知能）が互いに苦手な分野を補いあいながら共生していく新しい時代に必要なマインドやスキルを、学校生活をとおして育んでいきます。

　開智所沢では、毎日英語を使う環境を用意し、英語力を強化する集中講座や海外英語研修などの行事をとおして、話せる英語、使える英語の力を育てていきます。また、ICT機器や、情報通信機能を高めた校舎で、プログラミング学習をはじめとして、すべての授業でパソコン等を使い、家庭でも学習アプリを基に学習できる環境を用意します。

　さらに各長期休みには開智学園が築き上げた難関大学志望者向けの「探究型志望校対策講座」も導入する予定で、生徒一人ひとりに、より適したクラス編成や授業をつくり、６年間をかけて大学受験で通用する学力を伸ばしていきます。一方で、世界トップレベルの大学進学にも対応するために、高２からは「海外大学進学コース」を編成し、グローバルに活躍するための力を身につけていきます。