多様な人材を育む伝統校 2023年夏、新校舎完成
開成中学校
<男子校>
幕末の進歩的知識人で、遣米・遣欧使節団にも加わった佐野鼎により、1871年に創立された伝統校である開成中学校。社会のさまざまな分野のリーダーや、新たな世界を切り開く挑戦者を輩出してきました。
創立150周年記念事業として、グラウンドの人工芝化や高校新校舎建築が進められています。グラウンド人工芝化や普通教室棟はすでに完成し運用を開始しており、2023年夏には、学生ホール(食堂)・図書館・特別教室や実習室などを含めたすべての新施設が完成します。新しい校舎で始まる生徒活動や教育活動は、開成の未来を、新しい伝統をつくることでしょう。
「開成」が意味するもの
開成の校名は、中国の古典「易経」にある「開物成務」に由来し、人間性の開発によって社会に貢献する事業を成し遂げることを意味しています。また校章は「ペンは剣よりも強し」を図案化したもので、開成の校風を象徴するものとなっています。
進取の気性・自主自律の精神は、初代校長・高橋是清のもとで確立され、自由かつ質実剛健の気風のなかで現在も継承されています。
たとえば勉学においては、授業のなかで与えられるものを受け身の姿勢で吸収するだけでなく、生徒自ら学び取っていく姿勢が求められます。授業のカリキュラムは担当者により独自のものが用意され、幅広く深い内容のものばかりで、生徒は質問や発言をつうじてともに「生きる授業」をつくり上げています。
また部活動や学校行事(運動会・文化祭・修学旅行)など課外活動では、準備・企画・運営や後輩指導も含めて、あらゆる場面において生徒中心に進められます。
開成では、学校生活をとおして、「知・心・体」のバランスの取れた成長(=開物)をうながし、他者や社会への貢献(=成務)を実現できる人材の育成をめざしています。
School Information
- 所在地:
- 東京都荒川区西日暮里4-7-7
- アクセス:
- JR線、地下鉄千代田線、日暮里・ 舎人ライナー「西日暮里」徒歩3分
- TEL:
- 03-3822-0741