自修館中等教育学校の創立は1999年です。「自主・自律の精神に富み、自学・自修・実践できる『生きる力』を育成する」、「21世紀が求める人間性豊かでグローバルな人材を輩出する」ことを教育目標に、自修館では「探究」をはじめとする特色ある教育を展開しています。

　自修館のユニークな取り組みのひとつが「探究」活動です。生徒各々が自分でテーマを設定し、調査・研究を進めていきます。文献による基礎研究を重ねるほか、「フィールドワーク」と呼ばれる取材活動を行い、専門家へのインタビューや現地調査によっても見識を深めていきます。こうした活動をつうじて自分で課題を解決していく能力を養っています。
　
　特色ある取り組みのふたつ目は、「こころの教育」の「セルフサイエンス」です。EQ（こころの知能指数）理論に基づき自分の行動パターンを振り返り、受け手の気持ちなどを考えていく授業です。前期課程では、命やモノを大切にすること・責任を持って自分の役割を果たすことの意義を学び、後期課程では、進路ガイダンスの時間として自分の将来について考えます。

　教育スケジュールは「２.３.４システム」を採用しています。

　２STAGE―６年間を大きく２期に分け、「自己の発見」と「自己の実現」というテーマを意識し、生徒はそれぞれのステージで自己の課題を認識します。
　３STEP ―「こころと身体の発達」に合わせ、基礎・発展・実践の３段階の学習ステップをふみ、しっかりと力を身につけます。
　４STANCE―４学期制を導入し、各学期で休暇と学校行事を取り入れながら、一定のリズムでやりがいのある学びを実現します。