聖セシリア女子中学校は1929年、「カトリック精神による豊かな人間形成」を教育目標に掲げて誕生しました。学園の校訓は「信じ、希望し、愛深く」です。１クラス約30名、１学年３〜４クラスという少人数制で、温かな校風で誠実な生徒が多いことに定評があり、毎年100％近くの卒業生が「入学してよかった」と回答するほど充実した学校生活を送ることができる学校です。

　授業は、「言語教科が進路を拓（ひら）く」という理念のもと国語、英語はもちろん、数学も言語教育のひとつとして考え、重点的に学習しています。
　なかでも英語は、国際理解・文化交流のためにも必要であることから、語彙（ごい）力、読解力を高める「英語Ｒ」、英文法力を強化する「英語Ｇ」、ネイティブ教員が行う「英会話」をバランスよく履修し、「英語４技能」の取得をめざします。

　さらに体験学習として、英語芸術学校との連携による「イングリッシュエクスプレス」を開講。英語でのミュージカル上演に向けて、英語の歌や台詞を仲間とともに覚えていくなかで、英語力と表現力、協調性を育んでいきます。

　宗教の授業や教養選択科目（「外国事情」、「平和学習」など）を設置するほか、社会福祉の理念を学ぶ錬成会を実施したり、６年間継続的にボランティア活動に取り組んだりするなかで、他者のために生きる喜びを実感し、愛にあふれた人間へと成長していきます。

　部活動は週１〜４日行われており、（公財）井上バレエ団の講師によるクラシックバレエ部が取り入れられていることも大きな特徴です。バレエをとおして芸術に親しむとともに、豊かな情操や感性を育てます。

　学校を「人間形成の場」ととらえる聖セシリア女子は、多様な教育を実践し、魅力的な女性を社会へ輩出しています。