抜群の大学合格実績を誇る進学校

筑波大学附属駒場中学校

<男子校>

 筑波大学附属駒場中学校は、首都圏随一の進学校としてその名声は高く、例年附属高校の卒業生の半数近くが東京大学に合格しています。2021年度は東京大学に89名(現役70名)、国公立大学に128名(現役89名、東京大学含む)合格しています。

 筑波大附属駒場は抜群の大学合格実績にもかかわらず、むしろ受験勉強にとらわれることなく、すぐれた資質を有する生徒たちの個性を伸ばそうとする教育姿勢を貫いています。「学業」「学校行事」「クラブ活動」の3つの教育機能を充実させ、心と身体の全面的な人格形成をめざしています。

 中学・高校ともに制服はなく、ほとんど校則もない自由な校風のなか、生徒の自覚に基づき、自ら考えて行動することの大切さを体得できる教育を具現化しています。

さまざまなテーマで行う探究活動

 筑波大附属駒場では、教科の学習とは別に、総合学習として、より大きなテーマを設定し、さまざまな角度から学んでいきます。「水田学習」は同校の前身である駒場農学校時代から伝承されてきた「学校田」で行われます。中1では田植え、稲刈り、脱穀など、米づくりの一連の流れを体験し、そのお米で餅つきをしたり、新入生や卒業生に赤飯として配ります。

 また、「地域研究」として、中2では東京地区、中3で東北地方について、それぞれの地域の歴史、文化、産業、経済、自然などからテーマを設定し、文献にあたって事前調査し、現場でのフィールドワークを行い、レポートにまとめます。さらに中3では、高度で専門的な内容を学ぶ「テーマ学習」が用意されています。

 原則的に全員が進学する附属高校ではスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の認定を受け、理科系分野の高度な研究活動が行われています。

School Information

所在地:
東京都世田谷区池尻4-7-1
アクセス:
京王井の頭線「駒場東大前」徒歩7分、東急田園都市線「池尻大橋」徒歩15分
TEL:
03-3411-8521