桜の名所として名高い目黒川をのぞみ、交通の便もいい地に立つ目黒学院中学校では、女子生徒を迎え、すでに９年が過ぎました。共学校となり、新たに「『実力派紳士淑女の育成』を目指して」という教育理念を掲げていますが、これまでの目黒学院の教育目標に大きな変化はありません。「明朗・勤勉・礼節」を校是として、自主的・積極的に学ぶ心と、生徒一人ひとりの個性を育むことを引きつづき目標としています。

　カリキュラムにおいては、幅広く教養を身につける姿勢を大切にしているため、高校２年までは文系、理系にコース分けすることはありません。高校２年までの５年間でさまざまな科目を学ぶことで、探求心を育み自らの進む道を見つけだしてもらいたいと考えているからです。

　また、早くから志望校を決定していたり、よりレベルの高い学習内容に取り組みたいという生徒のためには「発展学習」や「受験対策講習」などの課外学習も行うことで、個々の生徒の要望に応えています。

　こうした教育システムと、特色ある学校行事によって、生徒の独創性、主体性、国際性を養い、個々の可能性を大きく開花させたいと目黒学院は考えています。

　特色ある学校行事の一例としては、自然のなかで過ごすことでふだんとはちがうことが学べる農林業体験、各クラスが一丸となって戦う体育祭、クラスやクラブ活動のグループなどで興味あるテーマを研究・発表する梧林祭（文化祭）、中３で行われるアメリカ・セミナーツアーなどがあげられます。とくにアメリカ・セミナーツアーでは、英語による理解力と表現力を高めながら、アメリカでの生活を体験することができます。

　これまでと変わらない魅力にあふれた目黒学院です。