2006年開校の白梅学園清修中学校。校名の「清修」には「厳冬にあっても凛と咲く白梅のような清々しい姿で学び修め、気品とフロンティア精神を兼ね備えた女性に育てる」という思いがこめられています。

　白梅学園清修では、教科にかかわらず、「言語能力」を育てることに注力しています。たとえば、数学で数学者についてレポートを書いたり、社会で旅を企画しプレゼンテーションをしたりします。また、探究学習として、高１全員が5000字の論文を執筆します。そのため、中学生から「200字作文」を書くなどして論理的思考力と表現力を養成します。

　さらに、国際感覚を養い、社会の一線で活躍できる女性を育てるため、英語授業の大半をネイティブスピーカーの教員がオールイングリッシュで行っており、全員参加の海外研修があるのも特徴です。

　東京大学理科Ⅱ類への合格をはじめとして、開校以来10年連続国公立大学合格者を輩出するなど、その教育が生徒の自己実現にもつながっています。

　授業はつねに少人数で行われるので、教員の目が全員に届き、それぞれがしっかりと考え意見を発表できる環境です。そして全教員が全生徒と向きあうことを大切にしているため、担任、そして担任以外の教員にも不安や悩みを相談できる関係が築かれています。

　このほか、独自の取り組みである「エリアコラボレーション」も魅力的です。従来の部活動に代わるもので、鉄道模型、ダンス、テニス、弦楽器、茶道などが用意され、学校近隣で活躍する専門家を招いて指導してもらいます。複数の活動への参加も可能です。

　一人ひとりの個性が尊重される校風のなかで、生徒たちは穏やかに学校生活を送っています。「ありのままの自分でいられる場所」、それが白梅学園清修です。