玉川聖学院中等部における一人ひとりのすばらしい価値と可能性を信じるという教育理念は、「すべての人は神によって造られて神に愛されている」という聖書の言葉に立脚しています。自分の存在のすばらしさを知ることは、他の人の価値を同じように認める心の豊かさの土台になります。

　授業や校外活動には国内外の異文化の人びととであう機会が多く、他者を理解する心とともに、世界に目が開かれることで学習意欲が向上します。

　授業では、楽しく学ぶための参加型体験学習を重視。課題やミニテストの繰り返しによって基礎学力の定着をはかるとともに、中１から少人数制の授業を取り入れることできめ細やかなサポートをし、実力を伸ばします。

　弱点克服のため卒業生による個別補習も土曜日に実施され、英語教育においてはネイティブ教師が中１から授業を行い、昼休みや放課後に開放されるEnglish Loungeではネイティブ教師と好きなだけ会話ができます。中３ではInternational Dayで10カ国以上の人びととの英会話体験をし、オーストラリア修学旅行では肌で感じる異文化をとおして国際感覚を身につけます。

　独自の６カ年の総合学習は、知識の蓄積とICT技術習得に加えて自分の問題意識を深める探究力を養います。中３で取り組む修了論文では大学レベルの論文技術を学び、高等部ではiPadを文具として使いこなす一方で、総合科人間学におけるグループ発表やディスカッションにより、幅広い発想力と表現力を身につけます。テーマ別に自由に参加できる校内・校外体験学習、TAP（玉聖アクティブプログラム）は進路選択につながるポートフォリオとして、体験を経験へと言語化する機会になります。