教養と理性を重んじ人格を育てる

獨協中学校

<男子校>

 獨協中学校は、1883年に設立されました。近代国家としての日本の新たな社会制度を構築するうえで、当時ヨーロッパで急速に国力をつけていたドイツの社会制度に学ぼうと考えた元勲たちがつくった獨逸学協会を母体としています。日本で最初にドイツ語を第一外国語として教えた中学校(旧制)でもありました。

学問をつうじての人間形成をめざす

 初代校長は明治を代表する啓蒙思想家で「日本近代哲学の父」と呼ばれる西周(あまね)です。「百学連環」という言葉で、生徒たちをさまざまな学びの輪のなかにおいて教育することの重要性を説きました。以来、獨協は教養と理性を重視し、豊かな人間性を有した人格を育成することをめざしつづけています。

 カリキュラムにおいて、教科教育と並んで重視しているのが、教科の枠を越えた多彩な学びや体験の機会を用意することです。

 たとえば、いずれも希望者を対象に実施されるドイツ研修旅行やイエローストーン・サイエンスツアー(アメリカ)などは、他校に類をみない研修の機会といえるでしょう。

 加えて、附属図書館(情報センター)が多くの学びの機会を発信していることが大きな特徴のひとつです。8万冊以上の蔵書を誇る規模自体も中高の図書館としては屈指のものです。さらに、生徒の学習活動においても、たんに調べ学習の拠点になるだけにとどまらず、読書会が開かれたり、文学散歩が定期的に企画・開催されたりと、生徒の学びを広げ、深めるためのプログラムがたくさん用意されています。

 ほかにも緑のネットワーク委員会による環境教育活動など、獨協には私学らしい独自の学びの機会が数多くあります。獨協生は幅広く深く学ぶことにより教養と理性、そして豊かな人間性を身につけた人材へと成長します。

School Information

所在地:
東京都文京区関口3-8-1
アクセス:
地下鉄有楽町線「護国寺」徒歩8 分、地下鉄有楽町線「江戸川橋」 徒歩10分、地下鉄副都心線「雑司 が谷」徒歩16分
TEL:
03-3943-3651