1936年にフランスのシャルトル聖パウロ修道女会によってつくられた「片瀬乃木幼稚園」を始まりとする湘南白百合学園。キリスト教精神に根ざした世界観・価値観を養い、愛ある人として、社会に奉仕し、貢献できる女性の育成をめざしています。

　湘南白百合学園中学校の一日は、朝礼で聖歌を歌い、祈ることで始まり、終礼で祈りを捧げることで終わります。週１時間、宗教倫理の授業も行われています。他者のためにさり気なく奉仕できる女性を育成するという教育目標のもと、互いに認めあい高めあいながら成長した生徒は、大学や社会で活躍し、湘南白百合学園の名をいっそう高めています。

　身近な他者、そして直接目にすることのできない人々にも奉仕し貢献するためには、正しく社会を認識し、よりよい判断をする力が必要です。その力を養うために高度な学問と教養を身につけることがめざされています。

　中１〜中２を「基礎学力の定着」期間、中３〜高１を「進路への意識付け」期間、高２からを「大学入試に対応できる実力の養成」期間として指導しています。総合的な学習では「個人やグループで調査・研究・実験するだけでなく、プレゼンテーションをすることやお互いに評価しあうこと」が取り入れられています。進路指導の確かさにも定評があり、生徒の多様な進路に対応しています。

　また、生きた英語の習得をめざし、語学研修プログラムも充実。国内プログラムに加え、中２〜高１はオーストラリア、中３〜高２にはアメリカでのプログラムがあります。

　「愛ある人として」という教育理念を教員・生徒が共有することで生まれる空気感のなかで、「生徒の可能性を引き出し、成長を実感することが教員の大きな喜びであり、生徒の進路希望を全教員でサポートすること」をモットーに、日々の学びが営まれています。