校訓「正・浄・和」のもと、お互いを「かけがえのない人間」として尊重し、「一人ひとりを大切にする」校風がある浦和明の星女子中学校。「一人ひとりを大切にする」というと、少人数教育を思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。浦和明の星女子が考える「一人ひとりを大切にする」とは、「人間は一人ひとり、かけがえのないいのちを与えられている」ことに気づくよう、「その生徒をその生徒としてみる」「その生徒がその固有の使命に生きるよう手助けする」という意味です。

　モットーである「Be your best and truestself（最善のあなたでありなさい。最も真実なあなたでありなさい。）」は、あなたはあなたであるよう、真剣に努力することを求め、そして「ほんものの自分」をめざして成長することを期待しています。

　「ほんものの自分になろうとする〜自己実現〜」は、たんに大学入試のための勉強に終始することではなく、人間としての成長に関係するすべての領域において真剣に学ぶことにより達成されていくものと、浦和明の星女子では考えています。

　浦和明の星女子の授業は、生徒の理解度を考慮しながら、どの教科も創意工夫を凝らしたものとなっています。そして授業を中心としたていねいな日々の学習を大切にしているのが特徴です。進学校にありがちなハードな補習や勉強合宿は行われません。たんなる試験を目的にした勉強は、学習の方法のひとつではあっても、本来の学びではないと考えているからです。

　浦和明の星女子で行われる進路指導は、知名度や偏差値による大学選びをうながすものではありません。生徒一人ひとりが生涯をかけて自己実現するための大学選びができるよう、手助けしていくことです。