併設の高校を持たず、しっかりとした進路指導によって、毎年難関高校に多くの合格者を輩出している武蔵野東中学校。独自の「生命科」や「探究科」の授業、自閉症の生徒と学校生活を送る「混合教育」でも知られています（自閉症児クラスは別入試・別課程）。

　近年充実を見せるのは「探究科」の授業。生徒自らが設定した「問い」について深め、オリジナルの「答え」を追究します。また心を育てる「生命科」の授業は、自分や他者の存在の重さ、生命の尊さを主眼に、さまざまなテーマで考えを深めます。300人弱の少人数制の環境は、生徒７人に対して教員ひとりとなる手厚さ。明るく活発な校風です。

　中１〜中２の英・数、中３の５科と論文の授業は少人数制の習熟度別授業で、きめ細かい指導を実施。独自の「プランノート」により、自立した学習習慣を獲得しいくことも特色です。行事の運営が生徒に任され、そして部活動もダンス、体操、陸上は全国レベルの実績があるなど、充実した学校生活です。

　カリキュラムでは英語、理数に重点がおかれ、英語は中３の７割が英検準２級以上を取得しています（３年間平均）。オンライン英会話やスピーチコンテスト、英文の添削など少人数制授業で４技能を伸ばしています。

　理科に興味のある生徒には、授業内で年間80回の実験・観察があるほかにも、課外で「テクノロジー探検隊」「サイエンスラボ」など、興味・関心を喚起するイベントも豊富。

　高校受験に向けては、中３全員を対象にして少人数制のゼミ形式で行う「特別進学学習」(週３回放課後２時間)があり、校内指導は万全。近年の合格校に、都立進学重点校の日比谷、国立、戸山、西、私立では早慶附属、国際基督教大高、国立では筑波大附属駒場、筑波大附属など難関高校の名も多くあがり、中３、60人での驚くべき実績となっています。