最初の来日修道女であるマザー・マチルドによって基礎が築かれた横浜雙葉中学校。校舎は異国情緒あふれる山手地区にあります。正面入口の大きな吹き抜けには光が降りそそぎ、白い壁と大理石の床が清潔なコントラストをなします。校内には図書館やITワークショップルームをはじめ、聖堂や宗教教室なども配置されており、最新の情報ネットワークも整備されています。

　カトリックの学校である横浜雙葉の校訓は、全世界の「幼きイエス会」の学校に共通である「徳においては純真に　義務においては堅実に」です。この校訓には「神と人の前に素直な精神と品性を備え、自分の使命を最後まで貫く強さを持った女性を育てる」という意味がこめられています。

　日々の教育はキリスト教の精神を土台とし、「すべての人間がこの世でかけがえのない独自の価値を持った大切な存在である」という考えに基づき実施されています。そのため、生徒はありのままの自分が愛されていると実感することができ、自信と誇りを持って夢に挑戦しています。
　
　宗教の授業やミサなどの行事も行われますが、宗教を強制することはせず、信仰の有無が合否判定に影響することもありません。学習指導では、全学年の英会話や中１・中２の英語に少人数授業、中３からの数学と英語に習熟度別授業を導入し、きめ細かに指導しています。グローバル学習にも力を入れ、アメリカやシンガポール、オーストラリアなどを訪れる機会もあります。

　また、「人とのかかわり」や「世界とのかかわり」について考え、奉仕活動に取り組むことで、自分と同じように人を愛し、他者とともに生きる大切さも学んでいきます。

　横浜雙葉は恵まれた環境のなか、知性と感性を育むことができる学校です。