横浜女学院中学校は、変わりゆく社会のなかにあって、つねに自分を高め、他者と協働し、自分を表現できる力を育んでいます。そのため、「持続可能な社会を創る価値観」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」「データを読む力」「代替案の思考力」「総合的な思考力」の育成に注力し、こうした力をより効率的に伸ばすべく、2022年度より65分授業の導入を予定しています。

　１回の授業のなかで基礎的な知識をさまざまな問題と結びつけ、発展させていく手法を学びます。アカデミークラスと国際教養クラスの２クラスあり、月曜から金曜までは５時間、土曜は３時間（国際教養クラスは４時間）の週６日制です。

　2018年度新設の国際教養クラスでは、知識だけではなく「思考力」「協働する力」「社会に新しい価値を生みつつ、既存の価値観も尊重する姿勢」を涵養します。中１から必修の第二外国語では、東京横浜独逸学園との交流や横濱中華學院での夏期中国語講座をつうじて、言語だけでなく海外文化も学びます。また、大学教授と連携した学習や、アクティブラーニングを積極的に取り入れつつ、基本的な知識も身につく体験的な学びの機会を提供しています。

　さらに、英語をツールとしてとらえ、「英語４技能＋英語で考える力」を身につけるCLIL（内容言語統合型学習）を採用しています。CLILでは、美術・聖書・地理などの教科を英語で学習するほか、オリジナルのテキストを用いて、生物多様性・多文化共生・エネルギー問題などについての授業を英語で実施。探究学習プログラムであるESDと内容を関連づけ、英語で学習しながら教科内容を習得することで、学びがより深まります。