JR線「大船駅」から徒歩15分。緑多き小高い丘陵地に栄光学園中学校のキャンパスは立地します。

　恵まれた教育環境のなか、栄光学園では、つぎの６つを教育理念として掲げています。「自分の力を喜んで人々のために生かすことのできる人間。真理を求め、たえず学び続ける人間。素直な心を持ち、人々に開かれた人間。確信したことを、勇気をもって実行する人間。己の小ささを知り、大いなる存在に対して畏敬の念をもつ人間。多くを与えられた者として、その使命を果たすことができる人間」。

　そして、この理念に基づき、社会に奉仕できるリーダーの育成にあたっています。大学への良好な進学実績はあくまで結果であり、他者に貢献できる人間教育こそが本来の目的です。自分で考え、判断し、実行することができ、さらに謙虚な反省をとおして自己を向上させられる人間の育成をめざしています。

　その例をあげると、たとえば、毎週１時限「倫理」の授業があり、人間について幅広い理解力や判断力を養う場として、創立以来大事にされています。

　じっくりと人間教育にあたる栄光学園の姿勢は、学習においてもつうじるものがあります。自ら学ぶ「自学自習の精神」を養うことに努め、また学習内容の消化・定着をはかるため、毎日最低２時間の家庭学習の習慣化を課しています。

　中高６年間は２年ごとに３つのブロックに分けられます。初級段階では基本の学習習慣と生活習慣を学び、中級段階でそれを発展させ、自発的・意欲的に学ぶよう指導します。そして６年間の最終段階では学んで体験してきたことを総合し、自らの可能性を追求する指導が行われます。

　各ブロックで生徒の発達段階を考慮し、効率的に生徒たちの能力を育成していきます。