知を耕し夢をかなえる力を育む

東京農業大学第一高等学校中等部

<共学校>

 「実学で知を耕し、深めていこう」を意味する「知耕実学」を教育理念とし、さまざまな教育プログラムを実施している東京農業大学第一高等学校中等部。実学主義を掲げ、実験や体験を多数行うことで、確かな学力とともに、問題発見・解決能力を育んでいます。

 特徴的な取り組みとして、「イネから学ぶ」をテーマとした学習が行われています。中1では稲作実習に挑戦。専門家の指導のもと、1年をかけて「実験・観察」の基礎を学習します。中2では東京農業大学と連携した「お米の科学」というプログラムが実施されます。大学教授の指導を受けながら、新米と古米を食べ比べしたのち、大学の設備を使ってデンプンの数やかたちを調べたり、指示薬による色のちがいを確認したりするなど、「美味しいを目で見る」という取り組みを行っています。さらに中3では味噌づくりに挑戦します。専門家に学ぶ総合学習により、興味、関心の芽が育まれ、生徒たちは学びのおもしろさを感じるとともに、知的充実感も得られるようになるのです。

新スローガン「共創し、新たなステージへ」

 2023年、2025年にはそれぞれ実技教科の教室や理科の実験棟が新たにつくられ、実学重視の学びをさらに深めることが可能になります。「実学の杜」と名づけられる校舎はそれぞれのフロア・エリアごとに「テクノロジーエリア」「アートエリア」「ラーニングエリア」「サイエンスエリア」「コラボレーションエリア」「ライブラリ」「ホール」と分かれており、美術館や博物館のなかに教室があるような趣となります。また、各エリアには生徒同士だけでなく教員と生徒が互いに刺激しあえるような共有、共同、共創スペースが配置され、さまざまな化学反応が期待されます。

 加えて2025年には高校募集を停止し、完全中高一貫校となり、さらなるステージアップが期待されています。

School Information

所在地:
東京都世田谷区桜3-33-1
アクセス:
小田急線「経堂」・東急世田谷線 「上町」徒歩15分、東急田園都市線「用賀」バス10分
TEL:
03-3425-4481