東京女学館中学校は、1888年、「諸外国の人々と対等に交際できる、豊かな国際性と知性にあふれた気品のある女性の育成」を目標に設立されました。この建学の精神は、現在の教育目標である「高い品性を備え、人と社会に貢献できる女性の育成」に受け継がれています。中１は「スクール・アイデンティティ」という授業で、学校の歴史や伝統を学ぶとともに、20年以上前の卒業生から当時の学校や生徒のようすについて話を聞きます。こうした学びをつうじて東京女学館の一員としての意識を高め、女学館生としての誇りを胸に、自分自身やともに過ごす仲間を大切に思う気持ちを育んでいきます。

　東京女学館は全学年で習熟度別授業を展開しており、レベルに適した環境で学ぶことができるようになっています。中学では多様な活動をとおして４技能を伸ばすとともに、多読教材や学習アプリなどを活用して自宅でも多くの英語に触れるようにすることで、英語の基礎力を強化。また、授業では人前で話す機会を多く設け、英語で発信することに対して前向きな姿勢や他者と協働する力を育てています。さらに多くの国際交流プログラムや英語の学習プログラムも用意しており、臆することなく海外にでて、さまざまな問題を解決できる生徒の育成をめざしています。

　高校の総合的な探究の時間では、２年かけて興味関心のあるテーマを研究し論文を執筆することで、自ら問いを見出す力を養います。

　伝統的な自国文化も重視しており、中１では茶道、中２では華道の体験授業があり、おもてなしの心や日本独自の美意識を学び、自国文化への関心を高め、理解を深めています。

　生徒一人ひとりが、中高の６年間をとおして品性を高め、国際性を身につけ、それぞれの個性をいかした進路に向けて羽ばたいていけるように全力で支援しています。