自分を取り巻くあらゆる人やものに対して素直な気持ちで向き合ってみる「素直な心」が「感謝」の気持ちと「謙虚」な姿勢を生み、「学ぶ心」を育てます。この「学ぶ心」を軸として各教科の学習と多くの体験を重ねるのが本庄東高等学校附属中学校の学びです。

　日本をとおして世界へのまなざしを育む国際理解教育は、和楽器や茶道の体験から伝統芸能鑑賞、京都・奈良校外研修などの日本文化理解と、洋書講読や英語でクッキングなどの特別講座、オーストラリア修学旅行といった異文化理解の体験が盛りだくさんです。

　また、各自の興味・関心を引き出しその可能性を広げるキャリア教育は、職業調べと仕事体験、企業訪問、大学の学びを知る学問研究などで、将来についての具体的で明確なビジョンを形成させます。こうした学びにより、確かな知性と豊かな人間性を育てています。

　本庄東では、中高一貫の学習プランにより先取り学習と反復を徹底するとともに、補習を実施して基本事項の定着をはかります。中学の履修内容は中２、大学入試に必要な内容は高２の学年末までにほぼ修了。各教科の基礎力を土台に、中学では調べ学習やグループ討論、ジグソー学習などをとおして、多角度から立体的に問題を考察し、その成果を発信するプルーラル・アクティビティ（多元的学習活動）を展開しています。

　知識のつめこみに偏りがちな「平面的」学習に終始せず、「立体的」に問題にアプローチしてものの考え方を実践として身につけるトレーニングを積み重ねていきます。それにより、個々の「主体的に考える力」をきたえ、論理性や多様性、独創性などが求められる現代社会を生き抜く「人間力」を養います。