硬く強いけれどポキリと折れてしまう針金でもなく、しなるだけの鞭でもなく、しなやかさのなかにも強さがある竹のように、世の中の流行に流されずに、しっかりと根を張って成長していく。そして、周囲の人びとと支えあい、互いの考え方を尊重しあいながら、ものごとを成し遂げていく人材の育成をめざす明治大学付属中野八王子中学校。

　キャンパスは７万坪を超える広大な自然のなかにあり、生徒一人ひとりが充実した学校生活を送りながら、建学の精神に掲げる｢質実剛毅｣｢協同自治｣をもって、どんな時代の、どんな社会状況にも対応できる能力を育んでいます。

　学習面では｢基礎学力の獲得」を目標に、ていねいかつ中身の深い授業で教科書の内容を理解、習得し、高校卒業までに大学でもじゅうぶんに通用する学力を身につけます｡特徴的なのは自分を表現するための能力を育てていることです。

　各教科や学級活動において、作文やスピ一チなど、自己表現をする機会を多く取り入れ、英語では少人数授業やネイティブ教員と日本人教員のティームティーチング授業を実施し、きめ細やかに指導しています。

　そして、家庭学習の方法も綿密に指導し、個々の学習スタイルを確立させることで生徒を「自律／自立的学習者」へと導きます。また、学習指導と両輪をなす進路指導では､「いかに生きるか」という問いに向きあいながら、職業観や人生観に基づいた大学・学部探しを行います。大学卒業後の職業選択までを視野に入れた計画的かつ段階的な指導によって、早い時期から将来に対する興味や関心を喚起していきます。

　明大中野八王子は生徒が自己実現できるよう「自ら伸びる力」を引き出し、未来につながる知力と人間カを育てます。