早稲田実業学校中等部は、併設する初等部からの進学者が約半数、中等部からの受験入学者が約半数で構成されています。そして、高等部に上がると、高等部からの入学者が加わり、１学年は360名ほどになります。異なるルーツを持つ生徒が集い、さまざまな能力を発揮しあうことで、とても活気のある学校生活が実現しています。

　早稲田実業は早稲田大学の系属校であり、2023年春は卒業生394名のうち、他大学医学部進学者など19名をのぞく375名が早稲田大学に推薦入学しています。

　カリキュラムは基礎学力確立のために主要５教科に重点をおきつつ、「国分寺巡検」や「るるぶ特別編集」など独自の企画を行い、探究活動の基礎を身につけられるものです。中３では卒業レポートに取り組み、高２からは文系・理系に分かれます。早稲田大学の講義を受講できるのも魅力です。

　海外の提携校との交換留学やカナダでのホームステイなど、多くの海外研修プログラムがあり、またユニークなテーマを持つひとり旅に対し、補助金を支給する制度もあります。

　PC教室、各種実験室、芸術教室など、充実した施設もそろっています。

　早稲田大学の中核を担う学生となるべく、高い学力を養うとともに、系属校の強みをいかし、勉強以外にも「自分は中高６年間でこれに打ちこんだ」と言えるものを持ってほしいと早稲田実業では考えています。
　
　文武両道の気風があり、部活動や行事が盛んな学校です。行事の目玉は秋の体育祭といなほ祭（文化祭）。いなほ祭では、高３がクラスごとに舞台発表を行っており、その完成度の高さは後輩の目標になっています。また、中２、中３、高２の校外教室も、思い出に残る行事です。生徒は「あっという間の６年間だった」と言って卒業していくそうです。