「自ら考え、学び、行動する」女性を育成

日本女子大学附属中学校

<女子校>

 日本女子大学附属中学校は、生田の緑豊かな森のなかにあります。建学の精神は創立者・成瀬仁蔵が唱えた「自念自動」、すなわち「自ら考え、学び、行動する」ことです。1901年の開校当初から、学習面と生活面の両方で「自念自動」の精神を大切に、自主性を養う教育を実践してきました。

 各教科の授業では、実験や実習、発表などを多く取り入れ、一人ひとりが意欲的に授業に参加できる環境を整えています。たとえば理科では、4つの理科実験室や天体観測ドームなどの施設をいかして実験を行ったり、周辺の緑豊かな森へでかけ、植物の観察をしたりします。理科ではこうした実験・観察を中学3年間で130回以上も実施し、実物に触れる機会を多く設けています。

 音楽の授業でバイオリン演奏が必修なのも特徴です。これは、バランスのとれた人間性を養うための情操教育の一環で、音楽会では、日ごろの練習の成果を披露します。さらに、国語・数学をはじめ、多くの授業で1クラスにつき2名の教員が担当するチームティーチングを実施。それにより、生徒の理解度に応じた適切な指導や、質問へのていねいな応答が可能になっています。

生徒の手で学校生活をより充実したものに

 日本女子大附属は、学校に自治活動を導入した最初の学校だと言われており、勉強と同じくらい自治活動も重視されています。運動会や文化祭などの行事は各行事委員を中心に企画運営され、ほかにも多様な委員会があり、学校運営に取り組んでいます。また、全員が学芸部・生活部・体育部・経理部のいずれかに所属し、学校生活が円滑に進むよう、各々が自分の仕事を全うしています。

 学校生活のいたるところに「自ら考え、学び、行動する」という教育理念が息づく日本女子大附属は、社会で役立つ「真の教養」を身につけることができる学校です。

School Information

所在地:
神奈川県川崎市多摩区西生田 1-1-1
アクセス:
小田急小田原線「読売ランド前」徒 歩10分
TEL:
044-952-6705