2022年に創立110年を迎える日本大学第一中学校は、校訓である「真（知識を求め、真理を探究する）・健（心身健康で鍛錬に耐える力を持つ）・和（思いやり、協調の心を培う）」のもと、「絆を重んじ、良き生活習慣をもった次世代人の育成」を行う伝統ある学校です。

　中学では、充実した教育環境のなか、豊かな知識と人間性の基礎を育てることを目標として、「基礎学力の向上」「個性を伸ばす教育」「健全な人間性を育む」の３つに重点をおいた教育が行われています。また、さまざまな行事を行い、そのなかで豊かな人間性を育んでいます。

　高校受験の必要がない中高一貫教育の利点をいかし、習熟クラスを編成し、効率のよい授業を進めていきます。これにより、数学・英語では苦手の克服と得意の深化を並行し、基礎学力の充実と向上に重点をおくことができます。

　高校に入ると、生徒一人ひとりの将来の夢や適性をふまえ個性に合った進路を見つけ、その進路実現へ向けた指導が行われます。高校での教育の特色は４項目あります。「確かな力を身につける」「総合大学付属のメリットを活かす」「自主性・責任感を育む」「思いやりを大切にする」の４つで、中学３年間で培ってきた学力や人間的な力をさらに発展させていくことに主眼がおかれています。

　高２から文系・理系それぞれで日本大学進学クラスと難関大学進学クラスに分かれますが、そこからもわかるように、日本大学の付属校でありながら、難関大学進学クラスがおかれることで、生徒の進路選択の幅を広げているのは大きな特徴といえるでしょう。日本大学第一では、100年を超える伝統を持つ校風のなか、ゆとりある充実した教育が行われています。