捜真女学校中学部の歴史は1886年、宣教師ミセス・ブラウンが７名の少女たちを教えたところから始まります。その後、２代目校長のカンヴァース先生が、教育の究極の目標は「真理を捜すことである」と考え、1892年に校名を現在の「捜真女学校」と決めました。

　捜真女学校ではキリスト教教育を土台として、他者への愛（「やさしさ」）と、社会のために行動することのできる「たくましさ」をあわせ持った女性の育成をめざしています。
　さまざまな講演やキリスト教行事など、他者や社会へ意識を向ける機会があり、そしてそれを活動につなげるチャンスもあります。きょうも捜真生は隣人や社会の問題を他人事で終わらせず、行動しつづけています。

　レベルの高い合唱が繰り広げられる「合唱コンクール」、約5000名の来校者を迎える「捜真祭」、学年を超えて先輩・後輩がチームを組んで競う「体育祭」は、学校全体が大きな盛りあがりをみせる捜真の三大行事です。
　これらをつくりあげているのは生徒たちです。捜真女学校では、生徒会（共練会）が中心となって、三大行事をはじめとする多くの行事に生徒が主体的に取り組んでいるのです。
　そうした活動をとおして一人ひとりがやりたいことを見つけ、活躍の場を広げています。

　捜真女学校では「本物」に触れ、「本当の力」を身につけることを教育の柱に据えています。４技能を重視した英語教育、多くの実験を行う理科教育、レベルの高い体育実技など、全科目にわたって本質的な力をつける教育を展開しています。そうした教育によって、社会や人生を歩んでゆくうえで、「本当に必要な力」を身につけられる捜真女学校です。