「独立自尊」の精神を胸に

慶應義塾普通部

<男子校>

 慶應義塾の起源は、1858年に福澤諭吉が江戸に開いた蘭学塾です。「普通部」の名称は1889年、慶應義塾が大学部を開設するに先立って、従来の課程の総称として定められ、1898年に16年間の一貫教育の仕組みができてからは、中学校の課程をさす名称となりました。

 慶應義塾普通部では、「独立自尊」の4字に集約される慶應義塾建学の理念を体現する有為の人を育てるため、大学までの独自の一貫教育体制のもと、長い歴史のなかで育まれた伝統を受け継ぎながら、日々の「学ぶ場」が営まれています。

 生徒は日常の学業や多くの行事をとおして、自ら学び自ら考えることを繰り返すことで、また多くの人とのであいから、「普(あまねく)通じる」ゆるぎない知性と豊かな感性を身につけていきます。

将来を見据え、深く学ぶ

 入学後は「受験」はなく、ほぼ全員が慶應義塾の高校を経て、慶應義塾大学へ進学します。そのためどの教科もかたよりなく学ぶとともに、基礎基本を重視しつつ、いたずらにつめこみ主義におちいらないよう、多様な授業形態で深い理解をめざしています。たとえば、理科では2時間つづきの実験がほぼ毎週あり、レポートを作成します。英語ではグループワークや多読の授業で実践的な学力をつけていきます。

 また3年生は教科の枠にとらわれない多彩な選択授業もあります。
1927年からつづく「労作展」、実社会で活躍する先輩がたから直接学ぶ「目路はるか教室」などの行事でも生徒たちは多くのことを学んでいます。1年生は24名×10クラスの少人数学級編成、2・3年生では40人×6クラスになります。

 卒業後は慶應義塾ニューヨーク学院も含めて4つの併設高校に普通部長の推薦で進学が可能です。ここで育った多くの卒業生が「社会の先導者」として活躍しています。

School Information

所在地:
神奈川県横浜市港北区日吉本町1 -45-1
アクセス:
東急東横線・目黒線・横浜市営地下 鉄グリーンライン「日吉」徒歩5分
TEL:
045-562-1181