恵泉女学園中学校は、キリスト教信仰に基づき、自立した女性、自然を慈しむ女性、広く世界に心を開き、平和の実現のために尽力する女性を育てたいという願いのもとに、河井道が創立しました。

　その実現のために恵泉女学園では、思考力と発信力の育成に力をそそいでいます。

　週５日制で、土曜日はクラブ、課外活動、特別講座、補習などがあります。高２からは豊富な選択科目があり、自分の進路に合ったカリキュラムを組んでいきます。

　広大なメディアセンターは生徒の自立的学習を支える情報センターです。図書館の機能のほかに、コンピュータ教室、学習室などを含み、蔵書数は９万冊を超えます。理科では６つの理科教室を使い、実験を重視し、レポートの添削をていねいに行っています。

　英語では直しノート添削や補習などのきめ細かい指導により、まず基礎力を固めます。その後、プレゼンテーションの機会や英文エッセイの添削推敲などをつうじて、生徒は発信力を身につけていきます。

　その結果、高３の14％が英検準１級以上に合格、高２の36％がGTECの海外大学進学を視野に入れることのできるレベルに到達しています。高２のトータルスコアの平均は930.7（全国平均は772）、とくにライティングのスコアが高いのが特徴です。

　校内スピーチコンテストは46年目を迎え、本選に進んだ生徒は外部のコンテストでも毎年上位に入賞しています。例年、２週間の短期・３カ月・１年留学のほか、アメリカの女子大学生とのコミュニケーション力向上プログラムなど、英語を実際に使う機会も数多く設けられています。

　なお、コロナ禍では、ICTを活用したオンラインセッションや留学生とのディスカッションなど、代替プログラムも多数実施しています。